メンタル脳〜人が不安になる理由とその解消法がわかったぞ!
運動脳を書いた著者の作品です
今回は運動しろ!ってことだけじゃなくて
不安になったり、ひきこもったり、SNS中毒になったり、その結果うつになったりするのは人間の本質であってむしろ正常だよー
でも、そのせいで生きづらいなら工夫しようねーってお話でした
【一】 なぜ人はこんなに不安になっちゃうのか
というと…
1 死ぬ危険があると勘違いしてるから
人間の脳みそは何万年も前と同じ機能を持ってるので、たとえばもうすぐ受験がある、みたいな心配ごとがあるだけでも
え?!猛獣?!猛獣がいるの?!逃げて!今すぐ逃げて!!死んじゃうから!!
ってなっちゃうらしい
2 群れから追い出されて野垂れ死んじゃうと勘違いしてるから
SNSでうつになるのは、ネット上の人たちが完璧に見えて、自分がヒエラルキー下位の人間に思えてしまい、集団から追い出されてしまう不安を感じてしまうから
なのではないか?とのことです
【ニ】 不安を解消する方法
1大丈夫、死なないよ!と脳を説得する
不安になったら
→大丈夫!猛獣なんていないよ!君は安全だ!受験って大学に行って座って字を書くだけだから、絶対に死ぬような危険はないから安心して!
キラキラインスタ見てゲンナリしたら
→大丈夫!これは加工!汚いところは隠してるし!それに、今の時代、群れなんてなくても生きていける!っていうかネット見過ぎ!インスタ削除しなさい!(削除は無理でも時間制限かけましょう)
2 運動してストレス耐性をつける
以上のような脳への説得に加えて、「運動脳」で解説してあるように、日常的に適切に運動しておけば、ストレス耐性が上がるので、より一層簡単に不安を解消出来るようになるはず
感情や、記憶や、自分が感知する周りの状況(自分が現実だと思っていること)というのは、生き延びるということだけを目標に、脳が作り出すものなので、真実とは限らない
なので、それらを真に受けないほうがいい
とはいえ、脳はあなたに良かれと思ってしていることなので、あまり悪く思わないであげてね
【三】 これさえ実現すれば不安はなくなりずっと幸せ、はありえない
例えば、一億円さえあれば、なんの不安もなくなって幸せになれるのに!
とか、私たちは思いがちですが、どんな素晴らしいことがあろうと、不安がなくなりずっと幸せにはなれないように人間は出来ているらしいです
なぜかというと、ずっと幸せだと、人は笑顔を浮かべたまま餓死してしまうからです
一旦満腹になり幸せになっても、しばらくするとお腹が空いてきて不安になり、次の食べ物を求めてさまよわなければならない。それが少し前までの人間の生活でした。
だから、幸せな感情は長く続かず、すぐに不安に襲われるように出来てる。
そういうことなので、幸せになることが目標だと、より強い刺激を追い求める無限地獄になってしまうのでやめたほうがいい
初めはジャムパンで満足してたデンジも、もうステーキ食べないと満足できなくなっちゃうんです(チェンソーマン)
そこで、
【四】 著者のおすすめの生き方
は、
①信頼できる人に囲まれて生きること
②意味があると思うことに夢中になること
①と②を繰り返すこと
だそうです
不安→安心→不安→安心のサイクルを高速でこなすことが、良い生き方なのかもしれませんね
不安は生存するための大切な機能なので、発生しないようには出来ない
でも、長く続く強い不安は避けたいですよね
不安のメカニズムをよく理解して、脳を説得していこうと思いました
そして、信頼できる人を大切にし、夢中になれる何かを探そうと思います!