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【出来心誘因トラップ】ATM(現金自動預け払い機)の紙幣出し入れ口に前利用者が取り忘れた現金3万円が……
先日スーパーに設置されているATM(現金自動預け払い機)を利用しようとした所、紙幣出し入れ口に現金3万円がありました。
直前に若い女性が利用していたので、その女性が現金を取り忘れたことは明らかだったわけです。そのため、私はその現金を持って取り忘れた女性に届けるべく追いかけました。
その女性はスーパーの売り場方面に向かっていたため、幸いにして即座に発見でき「ATMにお金、忘れてましたよ」と私は声をかけお金を渡したのでした。女性からは「ありがとうございます」と感謝の言葉を頂き、私も「いえいえ、どういたしまして」ってことでATM現金取り忘れの件は終わったわけです。
なお今回の場合、現金を取り忘れた人が分かっていたので、即座に追いかけてお金を渡すことが可能だったわけです。
ちなみに大抵のATMって現金を取り忘れた場合、一定時間が経過すると取り忘れた現金がATMに回収される機能があったりもするみたいですね。その場合、取引不成立で自身の銀行口座残高が減ることは無いってことです。
つまり、誰が忘れた現金なのか不明な場合は、『ATMにお金が回収されるのを待つ』あるいは『取り忘れた人が気づいて戻ってくるのを待つ』もしくは『ATM備え付けの電話で連絡する』または『警察に届ける』など状況に応じた対処が必要かもしれません。
ところで……
日本って忘れ物や落とし物をしても自分に返ってくる確率が高い国ってことは良く言われるわけです。
私自身も今回のATMの件に限らず、以前バス停に落ちていた現金5万円ほどが入った財布を警察に届けたこともありました。
そういった感じで落とし物や忘れ物を見つけた人の大多数が『元の持ち主に返したい』といった善意の気持ちで行動した結果こそが、忘れ物や落とし物をしても自分に返ってくる確率が高い日本国という現状が維持できている所以なのかもしれません。
そもそも何故、日本国は忘れ物や落とし物が自身に返ってくる確率が高い国となったのか?
その理由は古来より日本人の精神に根付いた神道と無縁ではないんじゃないでしょうか。
神道においては『八百万の神(やおよろずのかみ)』と言われるように、八百万(数えきれないほど多く)の神がいるわけです。
そんなにたくさんの神がどこに居るかっていうと『森羅万象』に神が宿っているわけなんですよね。すなわち日本人はあらゆる現象や物に神が宿っていると昔から考えていたわけです。
つまり!!
自分の行動は全て、あらゆる神様に見られているってことが言えるわけです。それだけ多くの神様に見られていながら悪行に手を染めるってのは出来ないってことなんでしょうね。
いわゆる『お天道様が見てる』ってのも同様の思考に由来しているってことが言えます。昔から日本人は他人の目が届かない場所においても、「お天道様が見ている」などと言って定められたルールに違反しないよう自分自身を戒めてきたってことなんでしょう。
そのように考えれば日本人が高い確率で落とし物や忘れ物を届け出るという行為は、善意というよりも当然意識に基づいたものかもしれません。
ところで……
今回の記事における本質は「ATMに忘れていた現金を持ち主に渡して良いことしたなぁ」みたいな良い人アピールをしたいってわけじゃないんですがね。
一番言いたいことは「ネコババすると捕まるよ」ってことなんです。
『出来心』って言葉があるわけです。『悪いことをする気持ちは全く無かったのにもかかわらず、その場で急に悪いことをしてしまう』ってな感じの意味です。
『お金に色は無い』っていいますが、ネコババして手に入れたお金も、汗水流して働いて手にいれたお金も、見た目は全く同じお金なわけです。現金には現時点における持ち主の名前なんかが書かれているわけじゃないので、ATMなんかに取り忘れられた『現金』があれば「つい出来心で……」お金を自分の懐に入れてしまう人も居るかもしれないってことです。
目の前に裸の現金があるってシチュエーションは出来心となる原因を誘う罠、つまり『出来心誘因トラップ』みたいなモンだとも言えます。
でもね……
『ATMに忘れ物の現金がありました⇒自分の懐に入れました』
みたいなことをして何も無しで済むわけないじゃないですか?
ATMには防犯カメラが100%確実に設置されているわけです。
即ち!!
ATMで現金を取り忘れた人が銀行および警察に届けをすれば、確実に犯人は見つかり窃盗罪に問われるってことが言えます。
ところで……
ATMの現金取り忘れに関して非常に強く印象に残っている出来事があります。
あれは今から20年ほど前になりますか……
ATMで取り忘れられた現金、10万円ほどでしたか……を盗んだ人が地元の新聞やテレビのニュースで結構大きく実名報道されていたんですよね。
マスコミになぜそんなに大きく取り上げられていたかっていうと職業が公立学校の教頭だったわけなんです。今どきはどうか分かりませんが昔は例えば公務員の酒気帯び運転なんかも普通に新聞なんかでは実名報道されていたわけです。
職業が公務員の犯罪行為ってマスコミが大きく報じる傾向がありますもんね。
たとえ大した罪に問われなかったとしても、特に田舎みたいな狭いコミュニティだと名前が報道された時点で「人生詰んだ……」ってことになりかねません。ましてや教育者とあっては、それまでの生活を続けることも非常に困難となるのは想像に難くありません。
この教頭は、たかが10万円を盗んだことと引き換えに、退職金や年金における膨大な金銭的損失、さらに家庭も社会的地位も崩壊するような事態に陥ってしまったってことが言えます。
おそらく『出来心』から盗んだんでしょうが、結果たるや惨憺たる有様です。
これがたとえ職業が普通の会社員であったとしても警察が家に来た時点で家族に犯罪行為が知られ、それまで家庭で連綿と築いてきた家族からの信頼なども一気に地に堕ち、親は嘆き悲しみ既婚者なら離婚されるなど家庭崩壊の危機に陥ることは容易に想像でき、さらに会社に知られれば仕事も失うことになりかねません。
『天網恢恢疎にして漏らさず』って言葉があります。
『天に張り巡らされた網は、網の目から悪人を決して逃さない』ってな感じの意味です。
現在においては天に張り巡らされた網に加えて、防犯カメラってものが様々な場所に設置されているわけです。
2017年に発生した煽り運転による東名高速夫婦死亡事故の痛ましい事件を契機としてドライブレコーダーの普及が一気に加速し今やドラレコを付けるのは当然って世の中になっているわけです。それと同様の現象といいますか、最近はトクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)による強盗事件、強盗殺人事件といった凶悪犯罪が多発しているご時世ってこともあり、防犯意識が一気に高まったわけです。その結果として今や『自宅に防犯カメラを設置するのは当然!!』といった風潮となっており、それら膨大な数の防犯カメラが日本全国津津浦々、裏路地に至るまで24時間周囲を警戒監視しているってことです。
まさに『天網+防犯カメラ』の最強タッグ!!
このような現状において、悪事に手を染めた人がまんまと逃げおおせるわけもありません。
ところで……
最悪な事態が起こるのが予想できるにもかかわらず、前述の教頭のような普段は善良だったであろう人でも魔が差すと『出来心で……』ってことで、犯罪行為をしてしまったりするわけです。
自身の全ての行動は『八百万の神(やおよろずのかみ)が見ている』『お天道様が見ている』『天網+防犯カメラが見ている』。
そのように意識すれば『出来心』のような気の迷いもシャットアウト出来るってことが言えましょう。
また来てね。
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