派遣先で面接されたけど、どうにかなった話。
ー ピンポンパンポーン♪
労働者派遣法第26条6項により、
派遣先企業が派遣社員を採用面接することは原則禁止されています。
先日、派遣の面談に行ったところ、20分の顔合わせかと思いきや40分の面接だった話をします。
まず最初に、なぜ派遣先での面接が禁止されているかというと、
派遣社員はあくまで派遣会社に雇われていることから、
人員を選ぶ権利は派遣会社あって、派遣先の会社にはありません。
そのため、派遣先には能力や人柄などを調べるための面接が禁止されているのです。
面接が無い代わりに、派遣には顔合わせ(職場見学)があります。
顔合わせの主な目的は、派遣社員が就業前に職場の雰囲気や業務内容を確認し、会社と派遣社員のミスマッチをふせぐためで、
派遣社員と派遣先どちらも問題がないことが確認できれば、面談の目的は達成されます。
し・か・し
実際、この顔合わせで面接に近いものが行われているようで、
今回はその現場にバッチリ出くわしちゃったZEというワケです。(UZA☆)
派遣元の営業担当から説明されていた顔合わせの流れは下記の通り。
二年半前にも面談をしたことがありますが、内容をすっかり忘れていたので、「職歴ってどこまで言うんですか?」ときいたところ、
「個人情報に関わる部分は言う必要がなく、スキルシート(過去の仕事が箇条書きしてある紙)を元に、これまでやってきた業務内容を重点的にお話ししてください」と説明され、
さらに続けて、何もなければ20分程度で終わると思いますと言われました。
面談の当日になり、
わたしは言われた通り、1社目は経験した部署だけをさらっと話し、2社目(今の会社)の仕事内容を重点的に伝えました。
学歴やどの会社に勤めていたかは個人情報に関わってくるため伝えていません。
自己紹介と職歴説明を合わせて、話した時間は数分だったと思います。
次に派遣先からの業務説明がありました。
簡単に事業の説明と部署が取り組んでいること、やって欲しい仕事の説明をされ、これも時間にすると数分です。
その後、「何か質問ありますか?」と聞かれましたが、
とくべつ疑問を抱くような内容でもなかったので、軽く仕事の質問だけしました。
トントン拍子に話が進み、なんだか20分もかからずに終わりそうだと思いました。
そして、最後の質疑応答の時間、
派遣先人事の「私から何点か質問しても良いですか?」という一言から、面接がはじまったのです。
覚えている限りで聞かれたことを箇条書きにしてみると・・・
まだまだ質問はありましたが、個人情報に関わるか微妙なので割愛します。
はい、ガッツリ面接ですね。
私は面接が大の苦手です。
緊張しいであるのと自信の無さから、声は震えるわ、回答に口籠るわ、涙は流すわ・・で、苦い思い出しかなく、これまで受けてきた面接は、ほぼ全てこんな感じ。
ですが、今回は質問攻めが始まってからほとんど口籠ることなく質問に答えることができたんです。
もちろん練習は一切していません。
だって面接するなんて微塵も思っていないですから。
帰宅してから、ずっと面接ダメダメだった自分が面接練習一切ナシでも慌てなかった理由を考えてみました。
結論から言うと、ここ数年で自己理解が深まったからだと思っています。
自己理解を経てわかった自分の性質は、「優柔不断で特質がない人間」ということです。
結局それ自分のこと理解してないじゃん。そう思う方もいるでしょう。
でも現状、自分はたくさんのことに手を出すし、飽き性だし、何がしたいか分からないに状態によく陥る。
・・・ということを自分はちゃんと理解しているのです。
少し話が逸れますが、
組織の中ではこうやって迷走してる人より、何か一つの仕事を極めていて、目的が決まっている人の方が“良い”です。
ここでの“良い”というのは、人としての優劣ではなく社員を雇う側から見て、人の分かりやすさは雇いやすさにつながっていると思うから。
例えば、人と一緒にいるのが好きで、コミュニケーションも大得意、でも計算は全くダメで苦手、こんな人がいた場合、
販売職や営業職では大活躍しそうって分かるじゃないですか。
コミュニケーションもそこそこ、計算もそこそこ、PCスキルもそこそこ・・・
こうやって特質がない人は単純に会社が扱いづらいのです。
話はもどって、じゃあなにか一つのことを極めるとか、特質がある人間になればよいと思いますよね?
それは無理です。なぜなら・・・
結局それができなくて、ここまで生きてきたんですもの。(大爆笑)
だから、とつぜん面接されてもスムーズに受け答えができたのは、
優柔不断で特質がない人間だと言うことを自覚したからだと思っています。
派遣先からの質問で、自分の長所とか短所も聞かれましたが、
正直よく分からないので、「うーん、どうなんでしょう。真面目なんですかね?」と心に思った通りのニュアンスで答えました。
その後も分からないところは「分からない。」と答え、優柔不断な自分のまま受け答えをしました。
判断力があって何か一つを極めている理想の自分はまったく装っていません。
面接が終わった後、採用される確率は五分五分だと思いました。
派遣社員の選考禁止と言いつつも
近年は、派遣会社A 派遣会社B 派遣会社C・・・と多数の派遣会社から人員を紹介してもらっている場合が多く、結局その中で選考されてしまいます。
そのため、不採用は大いにあると思いました。
結果はというと、
その日のうちに採用の連絡がきたんです。
派遣の面談なんてハードル低いと言われてしまえばそれまでですが、
自分史上、一番緊張感のない面接だったにもかかわらず当日採用の連絡がきたのでかなり驚きました。
あ、ひとつ勘違いしないでほしいのは、
不幸にも面談が面接になってしまったから、なぜ自分の面接がうまくいったのか?を考えただけで、
積極的に面接をする派遣先は○んでください。と思っています。(やめとけ)
この経験を経て、転職において自己理解は重要だし、
長い時間やお金をかけて新しい技術を習得するよりコスパは良さそうです。
ですが、いま世の中には自分の見つけ方や自己理解のに関する本がたくさん出版されていることから、難しいのだと思います。
私もそのうちの1人です・・・
同じように優柔不断で自分が定まらないと感じる方がいれば、
まずは他人の価値観に影響を受けてフワフワしやすい自分を自覚することから始めるのをオススメします。
以上、派遣の面談にいったら面接されてしまった体験談でした。
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それでは!