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工作少年の日々を読みながら

こんばんは、水瀬綾乃です。
最近買った本の中の一冊から今日は、森博嗣さんの「工作少年の日々」を読んでいました。
森博嗣さんの小説は、まだほとんど読んだことがなくて、エッセイなどを中心に読んでいます。

大好きな作家の恩田陸さんの作品は、随分昔に好きになって片っ端から読んで、ほぼ読破していますが、積読本を山と抱えている今、1人の作家を追いかけ続けることが難しくなってきました。

無計画に手当たり次第、興味がある本を求めているのだから、そうなるのも仕方のないことではありますが、ここ3年の間に買い集めた本は、思い返せば今までの読書人生の中で、類を見ないほどの収集ぶりでした。

一生をかけても1人の人間が読める本の量は、それこそ高が知れているものですが、一冊でも多くの本を求めてやまないほど、気持ちが追い詰められていたのかもしれません。

ようやく、さて…と振り返る余裕ができて我が収集ぶりを眺めてみたら、とんでもないことになってた!

家族は今、主人と25歳の次男との3人暮らしですが、次男はたまに本を読むくらいで、主人は全く読書習慣のない人です。

仮に私に何かあった時には、この本たちは行き場を失くし、ただただ邪魔な存在になってしまうかもしれない。
そうならないように、せっせと読んで、残すか処分するか決断しなければなりません。

思い立って蔵書記録を作ろうと試みましたが、そんなことしている間に、一冊でも読んだ方がマシなのでは?と気づき、頓挫しています。

洋裁の趣味にまつわる、布もまた然り…。
布を整理するより、まずは縫って減らすしかない。

どちらも大切なモノたちなのにね。

何でこうなっちゃってるんでしょう?
お迎えする時は、心踊る気持ちでいたのに…。

足るを知らないからだというお叱りは、ごもっともですが、読みたい…縫いたい…と思う、そんな気持ちの行き場を失くすほど疲弊しきっていたのかもしれません。

今回ふと立ち止まって、自分が進むべき道を方向転換することにしたので、これからは心穏やかに過ごしていけるだろうし、そうしようと思っています。

これからは好きなことを、とことんやる!
それに尽きます。

話が、かなり横道に逸れましたが、森博嗣さんは生き方もまた、毅然とされていて好きです。
やるべきことをやってから、好きなことをとことんやる…参考にしたいものです。

この作品は好き嫌いが分かれそうですが、森さんが好きなら、きっと楽しめるエッセイだと思う。

ちょっとだけ読んだだけでも私はすごく好きです。
すぐに読んでしまうと、もったいないので少しずつ読もうかな?

待って!
こんなことしてるから積読本が減らないんだ!
でも、他の本と併読すればOKですね。
楽しみは、できるだけとっておかなくちゃ…。


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