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『耳をすませば』読書感想文
『耳をすませば』は、ジブリ映画の中で一番好きな作品です。
実写映画化されるという話を聞いてノベライズ本を買っていたまま積読本の山に埋もれていたのを発掘したのが昨日…。
今日はピアノの調律だったので、調律をして下さっている間に読了しました。
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映画ノベライズ
15歳だった2人が25歳になっていて10年前を回想しながら、お話が進んでいきます。
因みに原作のこちらは21年の夏に読みました。
![](https://assets.st-note.com/img/1715082669768-FPNKLSFDBH.jpg?width=1200)
当時、打ち切りになったそうですが、私は原作も好きです。
ずっと夢を諦めずにいることって大人になればなるほど難しい。
夢を追う時間も限られてくるし、日常に追われて、気持ちも萎んでいく。
15歳から25歳って、眩しいくらいにキラキラしている頃だと思う。
なのに、好きな人と会うこともできないまま手紙や電話のやり取りで過ごしてきた2人は、すごいな。
それだけお互いのことを信じあっているのだな。
それってピュアでない大人にはできないこと。
だからエンディングの10年前のあの日をなぞるような展開に、ただただ2人の未来に永遠に幸あれと願わずにはいられなかった。
爽やかな読後感でした。
そして同時に、今からでも諦めかけていた夢を追いかけてみようかな?とさえ思えました。
だから…。
今からここから頑張ろう!と自分にエールを送る。
諦めさえしなければ、夢はいつだってそこにあるのです。
ゴールデンウィーク明けの弛んでいた気持ちを引き締めてくれる、良い作品でした。