銀色夏生さんの『今を生きやすく』読書感想文
こんばんは、水瀬綾乃です。
銀色夏生さんの『今を生きやすく つれづれノート言葉集』の感想を書いていきたいと思います。
著者の「まえがき」にあるように本作は、これまでの『つれづれノート』から選ばれた言葉集です。
今までの全ての『つれづれノート』を読んできたわけではないので、初めて出合う言葉も多かったですが、それがかえって新鮮で良かった。
目次では6つに分かれていますが、響く言葉は、それぞれのページに収まっていました。
自分の中で消化できなくて、くすぶっていることやどうやってけりをつけたらいいのか、わからない事そんなことの一つひとつに答えをもらったみたいにスッキリした読後感です。
あぁ、あの時は、こんな風に感じていたんだなぁ〜とか、そうそう、それを言いたかったのよ!っていう気持ちたち。
モヤモヤしていた思いを、ちゃんと言葉にしてもらえた安堵感。
やっぱりモノを書く人はすごいなぁ…。
迷える読者を灯台のように導いてくれてる。
読む季節や年齢や、その人の生きてきた背景によって琴線に触れるところは違うだろうし、またいつか読み返した時にも感じ方は変わると思う。
特に好きだった言葉は、ふたつありました。
『人は、好きなことをすると、自分をとりもどす。』
『雨に濡れても思考は濡れない
心は、気持ちは、現象から自由だ。』
自分を見失いそうになった時に思い出そう!
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