読書感想文 「人間を磨く」
こんばんは、水瀬綾乃です。
少し前に猿田彦珈琲を飲みながら読み始めた
田坂広志さんの「人間を磨く」。
初読みの作家さんでしたが、文章がとても読みやすく、スッと頭の中に入っていきます。
帯に書かれている、「なぜ、欠点の多い人間が好かれるのか?」という言葉に疑問を抱いていました。
欠点のない人はいないけれど、敢えて欠点をさらけ出す人はいないし、私なんか、つい欠点がないかのように振る舞おうとしてしまいがちです。
そして、そんなところが著者がかつて言われたように、可愛げがないと思われる要因なのかもしれないのだな、と感じました。
努力してやっているのに、あたかもそつなくこなしているかのように振る舞ってしまう。
人に弱みを見せまいとしてしまう。
ガチガチに鎧で固めたように…。
人間を磨いていくために七つの「こころの技法」が説いてありますが、その一つひとつを実践していくのは、凡人の私にはとても難しいです。
たとえ、その全てを実践できるようになったとしても、それらの技法を実践できているのか試されるようなことが日々起きていくのだと思います。
人生において無駄なことはひとつもない。
乗り越えなければいけない問題を先延ばしにしても著者曰く「卒業しない試験は、追いかけてくる」のだという。本当にその通りだと思います。
こうして今この本を読むことができて、実践できていない「こころの技法」を意識していくだけでも、これからの日々は変わってくるはず…。
生きている限り、一生勉強なんだなぁ…。
少しでも自分の内面を磨いていけるように、できることからチャレンジしていこう!と思う日曜の夜。
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