【第86回】ダイエットに激しい運動は必要か
こんにちは!トレーナー黒津です。
今回は表題の件で激しい運動を例にあげながらダイエットとの付き合い方を考えてみたいと思います。
たまにお客様からダイエット目的で「もっときつい運動をしないといけないですか」と問われることがあります。
私としてはお客様が
・やってみたい
・どんな感じか興味がある
・好きである
こういった理由であれば是非やっていただきたいと思っています。
反対に
・本当はやりたくない
・痩せるためには仕方ない
・乗り気じゃない
このようにあまりポジティブでない場合は無理に勧めていません。
では実際激しい運動の効果はどんなものでしょうか。
例でHIIT(ヒート)トレーニングをあげてみたいと思います。
HIITトレーニングとは
HIIT(High-Intensity Interval Training)とは、高強度インターバルトレーニングのことで、短時間で高強度の運動を行い、その後に短い休憩または低強度の運動を繰り返すトレーニング方法です。HIITは脂肪燃焼や心肺機能の向上に効果的で、時間を効率的に使いたい人に適しています。
運動例
まずは体を慣らすためにウォームアップしましょう。
(体操、ジョギング、その場でスクワットなど)
運動の組み合わせは、強度のある運動20秒、その後休憩か軽い運動10秒
といったように交互に繰り返していきます。30秒にしたり強度は調整してOKです。
例
1セット目
20秒:ジャンピングジャック
10秒:休憩
20秒:バーピー
10秒:休憩
20秒:マウンテンクライマー
10秒:休憩
20秒:スクワットジャンプ
10秒:休憩
これを2回繰り返す
2セット目
20秒:ハイニー
10秒:休憩
20秒:プッシュアップ
10秒:休憩
20秒:プランクジャンプイン
10秒:休憩
20秒:バイシクルクランチ
10秒:休憩
これを2回繰り返す
・・・といった具合に種目を入れかえたりして4セットくらい行うと
15分くらいのHIITトレーニングになります。
おおまかですが15分間のカロリー消費の例は以下のとおりです。
体重60kgの人:約150〜200キロカロリー
体重70kgの人:約175〜230キロカロリー
体重80kgの人:約200〜260キロカロリー
HIITトレーニングのメリット
HIITは短時間で効率的にカロリーを消費できる方法として非常に効果的です。加えて、運動後も代謝が活発な状態が続く「アフターバーン効果」により、さらにカロリーを消費することができます。
また、心肺機能の向上や筋力強化、脂肪燃焼などの効果が期待できます。
HIITは時間が限られている人でも効率的に運動効果を得られるトレーニング方法となっています。
ダイエットは運動の継続と食事習慣がセット
上記のとおり激しい運動だけあって短時間でもダイエットに効果的だということがわかります。
消費カロリーもおおよそ15分で200kcal前後で素晴らしいのですが
例えば「ツナマヨのおにぎり」1個で約230kcalなのでいつもより余計に
食べたりするとあっという間に同等のカロリーが補充されてしまいます。
つまり「こんなに頑張ったのに!」となんだかモチベーションが下がりかねないのです。
加えて運動内容が激しすぎるゆえ「辛くて継続できない」ということにも繋がりかねません。
ですのでやりたいと思っている方以外はお勧めしていないのです。
まとめると運動は自分が続けられそうなことを「継続」し、生活習慣と食事習慣に焦点を合わせる方が効率的と言えます。
激しい運動で取り返したり考えないで、継続をテーマに運動を続けてみるのがいいと思います!
今回は以上です。
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