「対峙力」 著:寺田有希
読んだきっかけ:
西野さんのオンサロ内で寺田さんを知って
読んでみたいと思った
読んだ日:
2021年7月
学べること:
「人」「仕事」「自分」「夢」と
うまく対峙していく方法。マインド。
オススメしたい人:
コミュニケーションを取ることに
苦手意識がある人。
●はじめに
キングコング西野亮廣さんのオンサロ内で
寺田さんの存在を知りました。
初めて寺田さんを見た時、
めちゃくちゃ美しい!!と思いました。笑
そんな寺田さんが「対峙力」という
本を出版するとのことで
絶対に読もう!!と思っていたのですが
やっと読むことができました。
初めて知る寺田さんの一面や
様々な状況に対する「対峙力」について。
たくさんの人と円滑にコミュニケーションをとり、
人とのつながりの中で自分を成長させ、
力を発揮していくことの重要性。
とても読みやすくまとめられていました。
●対峙力とは
「対峙」という言葉の意味を辞書で引いてみると
「2つの勢力が向かい合って立つこと」。
「対峙」の対義語は、「回避、逃避」。
逃げない。媚びへつらわない。委縮しない。
相手を認め、自分のことも認めてもらって話すこと。
それが「対峙力」であると寺田さんは考えています。
相手と対等な立場に立って、本気で向かい合っている。
それが、周りから「対峙力がある」と言われる状態。
●知らない話題が出てきたときは?
誰かと話しているとき、知らない話題が
出てきたときにどうするべきか?
それは、
予期せぬ新しい分野に触れてしまった場合は、
素直に知らないと言うことが大事になってきます。
自分よりも知識やエピソードを持っている人と
対峙する時は、付け焼きの知識では対応できない。
それよりも、知らないことを素直に打ち明けることで
相手は話しやすくなります。
知らないことは「知らない」と言えたほうが、
お互いラクに会話をすることができます。
そのような中でも、相手について最低限のことを調べておくことは大切で、それによって相手は自分に興味を持ってくれていると感じることができます。
●本当に喜んでもらえる褒め方
相手の素敵なところを口に出して伝えるのは、とても大事なこと。
しかし、褒め方には注意が必要で、
とにかく好かれようと、自分の気持ちに嘘をついて
相手を褒めるのは良くないことです。
上辺だけの気持ちがこもっていない言葉は
相手にバレるし、信用を無くすことになってしまいます。
相手を褒めるときは、まずは相手を向き合って
「いいな」「すごいな」と思うことを見つけたら
素直に口に出してあげる。
また、相手が生まれ持ったものよりも、
その人が努力して身につけたものを褒めてあげる。
とにかく大事なのは、本心ではない言葉を
使って相手を褒めないこと!!
●嫌いな人や嫌な話題ほど深掘りする
ビジネスシーンや日常生活の中で、
「この人、嫌いなタイプだな」と感じる人に
出会うことがあります。
そのような人に出会った時に、すぐに「嫌い」判定をして
シャットアウトするのではなく、少しだけ待ってみる。
突発的に「嫌い」と思ったとしても、それは相手の表面的な一部分であって
実は好きになれる部分もあるかもしれません。
●とにかく笑顔でいるべし
これ、いろいろな自己啓発本に書かれていて
すぐに実践できることなのになかなか出来ていないやつ。
まずは自分が笑顔でいることによって
周りのみんなもつられて笑顔になり
その場が明るくなります。
人に笑顔を向ける回数を意識して増やすだけで、
周りの空気は確実に変わっていきます。
その場がどんどん明るくなって、いろいろなことがうまく回り出し、
自信を持つことにつながっていく。
●人目が気になるのはうぬぼれだった
これも今の自分にとても当てはまることだった。
自信を持って人と向き合えない人や、
何かと緊張してしまいがちな人は、「人の目」を気にしがち。
「嫌われたくない」とか「評価されたい」と思うあまり、
無意識に「みんなが私のことを気にしているから」と
自分自身を縛っている。
でもたいていの場合は、誰も見ていない。
相手は全く気づいていないことがほとんど。
「みんな、私のことなんか気にしてないよ。
失敗したって大丈夫、大丈夫!」と考えて臨んだ方が、
いいパフォーマンスを出せます。
「見られている」と感じるのはうぬぼれだと知ることが
緊張から解放されるいちばんの方法。
●まとめ
人生生きていくなかで、いろいろなことと
対峙することを避けることはできません。
何かと対峙する場面になったときに、
「対峙力」を発揮して、その一瞬一瞬が
少しでも豊かな時間に変わることは良いことだと思います。
特に今の時代は「人」との関わりが強くなっていると感じます。
自分自身を1番に優先したい気持ちはわかりますが、その中でも相手のこともしっかりと考え、上手く対峙していくことが大切になってくると感じました。
今後は「対峙力」を少しずつ意識して
生活していこうと思います。