短歌 最後の一葉
連なりし過去の結末今はまだ
最後の一葉留まりて在り
先日 平均寿命というのは その年生まれた0歳児が生きるであろう年齢 と説明していました。
ふと、自分の生年時には 平均寿命は何年であったのか気になりました。
で、調べてみますと、67歳でした。とっくに越えておりました。いかなる恩恵によりてか もう充分生きたのです。
残り少ないなどと 言っている場合ではありませんでした。
十二月に入り喪中葉書が届くようになりました。 その中に学生時代の大切な友人の訃報がありました。 その文面に 落涙いたしました。
オー・ヘンリーの『最後の一葉』を思い出しています。どうしてか分かりませんが、きっと この手紙をくださったご主人が 彼女の最後の一葉を描かれたのだ… と感じたからかもしれません
遠く離れていても 心親しい同級生の 死は堪えます。
私も最後の一葉となれますように
まだ 生かされていますから
やがて この世を去る日まで
そういう気持ちで 詠みました。……合掌……