見出し画像

Scrum Masters Night! 第21回に参加してきた

昨日、第22回に参加したのだけどその前に21回の様子をまとめておく。
21回のはまた今度書く。

まず、私の立場を記載しておくと、受託でスクラム開発を行っている。お客様からお金をいただいて、開発者をそろえて、お客様が使うシステムをスクラムで開発している。
プロジェクトの内容としては複数のプロダクトの開発保守で、私はチームのキャパシティに応じたプランニングと、各プロダクトの要件を整理している。チーム全体を見渡してはいるけれど、スクラムマスターのロールは自分以外の人が担当していて、開発チーム、PO、SMのどれでもない別のロールを私は担当している。スクラムの原理でいうと、私のポジションは何なのだろうと思うこともあるが、今の現場での現段階での最適解だと考えている。

プロジェクト内でスクラムをやり始めて半年、また、KDDIと永和システムマネジメントが主催しているlicensed scrum masterの研修を受けてもっと「scrumやってる外部の話が聞いてみたい!!!」と思ってこの場に参加した次第。
実際、日々Scrumで頑張っている人たちの生の声が聞けたので、参加してよかったなあと思ってる。運営の方々に感謝である。

日時:2018/10/23 19:30~ (19:00開場)
場所:LINE株式会社

実施概要
OSTで実施。
上記のリンクに詳しいですが、ざっくりいうと複数グループに分かれて話し合い、いつでもどのグループに移動しても良いというもの。
下の説明をされてとってもわかりやすかった。

蝶と蜂は歓迎。キリンだけはだめ。
蝶:いろんなチームをフラフラ。急に新しい話し合いが始まったりしていい感じ。
蜂:「あっちではあんな話してたよ!」って感じで更なる活性化。
キリン:ただいろんなとこ覗いてるだけ

入場したら
入場したら下記の紙を渡されて記入。
・自分の立場:自社開発/発注/受託開発/コンサル
・スクラムの取り組み具合:スクラム開発中心/WF中心
・自分のロール:SM/PO/開発
・今日皆で話したいこと

記入が終わったら、長机に置く。

議題決め
上の紙を見て、自分が話したいと思った紙にシールを貼っていく(一人3つまで)

主催者側が上位8つを選出
自分が書いた議題を選ばれた人は前に名乗り出る。当日選ばれたテーマは以下

・アジャイル開発をスムーズにするための技術(システムではない)、知識はどんなものがあるか
・アジャイル開発での品質管理
・アジャイル難しすぎる 考えることが多すぎるんですがみんなそうですか?
・チームメンバーの主体性を高めるには?!
・自己組織化されたスクラムチームが完成するために必要な経験とは何か
・イテレーション内でウォーターフォールっぽくなる(PI→デザイナー→エンジニア)のって良くないんじゃないか(もっと早くリリースしたい)
・上層部の圧力による偽りのベロシティ問題
・PO,SMが複数プロジェクトを兼任するとどうなるか?

自分で書いたのが選ばれた人は「ここらへんでこの議題話しますよー」って感じで話す場所を決める。
ここから先は1時間OSTで進行。どこで話してもよい。

以下、私がが入ったグループでの話。
選んだのは「チームメンバーの主体性を高めるには?!」

いた人:だいたい8人くらい 自社開発の人多し
所属会社:受託の方は少ない
軽く自己紹介してから、チームメンバの主体性を高めたいと感じた場面をポストイットに書き出した。
出てきた意見はだいたい以下の3つ。

・セレモニーが静か
具体例:レトロで話題が出ない、keepでない、朝会が「特に問題ないです」で終わっちゃう、業務委託のエンジニアがKPTを上げない、議論に参加しない等々

・スクラめてない
具体例:コーディングしかしたくない、他部署との調整したくない、(担当したチケットが完了した時に)「次何したらいいですか」ってPM的な人に聞いてる人がいる、「要件を決めるのは私の仕事じゃない」という開発者

・人が入れ替わった時機能しない
具体例:新メンバーが自分がやれることを増やそうとしない等々

話が発散したので、「セレモニーが静か」と「スクラめてない」について話すチームに分けた。

私は「セレモニーが静か」に参加。
以下話したこと。
・人間関係がアレで話しにくい事例もあった
→委託の人だったのでSMから人事決定権のある人にエスカレーションして契約切った
・人数が増えて話す人が固定化された。人数が多いと「誰か話すっしょ」感は出る。
・ツール使うよりも紙の方が意見がでた。一方で、全員リモートでツールでやった方がいっぱい出た意見もあり。紙一枚に自分の意見を出すのが難しい、漢字がわからなくて書く手が止まる等々の理由だったらしい。
→チームによって適する振り返る方法は異なる。毎回同じ方法でやる方がダメかも?
・トレロで10分くらいで意見出してもらって、投票→上位3つを話し合う方法でやっている人もいた。
・社歴長いと話すこと減ると思いきや、そうでもなかったり、パーソナリティに依る部分はやっぱりある。如何に意見を出しやすくするかが肝。
・ファシリテーションの方法どうやって学んだ?
→この本おすすめらしい:http://amzn.asia/d/7dToazG
・インセプションデッキ(https://blog.nextscape.net/research/agile/inceptiondeck )を作り、
「これ(インセプションデッキ)とまだまだかけ離れてるね」ってのがやりやすいらしい。

時間が来て終了。
「スクらめてない」チームでの結論は以下とのこと。
・やるしかない感を醸し出す。
今日から誰々を教育してねと"教育係"としての役割を与えたら、今までよりも主体的になったことがあったらしい。

1時間ほどで議論の時間は終了。

その他
・21時から懇親会。参加費は1000円。ピザと飲み物(アルコール/ノンアル)。参加者の7割がた残ってた印象。
・男女の割合は9:1くらい。
・スーツとチェックシャツの割合が同じくらい。
・LINEのオフィスとってもきれい。
・みんなSMだから話進まないことがない。その中でファシリがすごい人は見惚れる。
・SMは指示しないので、進捗が思ったより進んでない時は「レビューまであと○日ですね~」と言うらしい。
・紙のバーンダウンチャートを貼ってると、いろんな人見に来てもすぐ進捗わかるから良いという話も。

事前に通知されていた、22:30頃で解散。
次はDeNAのオフィスの予定です、と次回の予定も聞いて帰路へ。

第22回もとっても良かったので、また今度書きます。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?