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3行日記 #154(黴、侍、イソジマン)
三月八日(金)、くもり、夕方に春時雨
先日、ふとんのマットのうらに黴を見つけてしまった。どうしたものかとあれこれ調査したところ、カビ取り侍と出合った。昨日と今朝と二回にわけて、使ってみたのだが、シュッ、シュッ、シュッ、と吹きかけて待つこと五分、すでに消えはじめた。裏地の模様もみちづれにして真っ白に消えてしまった。これからは気をつけよう。
昨日のことになるが、おばあちゃんが治療のために入院した。お義母さんに手書きのメモを見せてもらうと、左手で鉛筆を握って書いたものらしく、ミミズがはっているように波打った記号が並んでいる。じっくり眺めて解読すると、イソジマン、フリカケ、コップ、(ワレナイ)、と書かれていた。どうやら白ご飯に味を足して食べたいみたいだ。
夜、お義母さんからもらったチキン南蛮、朝の残りの餃子スープ、納豆、かんぺい。食後にヨックモック、ナッツ。チャックの散歩、京阪をまたいで西へ、区役所をぐるっと回って帰宅。今晩は72時間ドキュメント、待機。