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③『法の歴史大図鑑 世界を知る新しい教科書』ポール・ミッチェル(2024・河出書房新社)
2章は神明裁判からスタート。水裁判、火裁判、決闘裁判。どーしてこんな神頼み運頼みの裁判をしていたのかというと、「罪なき人間は傷を負うことがないから」と考えられていたためらしい。ファンタジーが息づく世界、危険極まりなし。
・・・・と、こんなふうに書くと現代からファンタジーなど消え去っちゃったかのよーな風ですが、そんなことない。現代においてもスピやファンタジーは健在だ。こういう分野のものが廃れることなくしぶとく根を張り続けているのには、何か重大で複雑で驚くような理由があるのかもしれないな、って。最近思うようになってきた。
そういえば私の友人にツインレイを心から信じてるひとがいる。
ツインレイってなんなのか。
どうやって調べるのか。
よくわかんないけどたぶん調べるとかじゃなくて「わかる」的なことなんだろーなと思う。理由とか仕組みとか証拠とかなくていい。フィーリング。
彼女が言うには、たとえ相手(ツインレイ)が目の前にいなくてもシンクロするみたいに相手の心理状態がわかるのだそう(互いの魂が繋がってるから?)
更に言えば彼女はオバケも精霊もあの世や魂の存在も全部本気で信じてるって言ってた。そして、そーゆうものをいっこも信じてない私の感覚が逆にわからない!ってすんごく驚いてた笑
思うに。
ツインレイのようなものが科学的に「ほんとうかどうか」が重要なんじゃない。「こういう感覚をほんとうのこととして生きている人がいる」ってトコロが大事なんだと思う。
一応書いときますけど、彼女をバカにしたいわけじゃありません。世の中には「現実」の枠に収まりきらない多様な個人がいっぱい存在してんだな!ってことが書きたかっただけ。
神様法がリアリストを囲いきれなかったように、リアリスト法だってファンタジーピーポーを囲いきれないのかもしれないなって。現代の法律ってのはどっちにどれくらい寄っているのでしょうか? 最後まで読んだらわかるかな。