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『古寺のひみつ(観る作法)』武光誠(2008・永岡書店)
読んではみましたが、正直言うとそれほど興味はありません(^^ゞ
だけど実物を観ればきっと感動すると思うんですよ。
機会があれば(ワーホリの夫の休みがとれれば)どこか行ってみたいなと思う。できれば巨大なところがいい!
様々な仏像様を眺めながら思うのは、光背を彫る難しさ。
あの背後でピカーなってる光、『光背』というそうです。
光背(こうはい)とは、仏像、仏画などの仏教美術や、キリスト教美術などにおいて、神仏や聖人の体から発せられる光明を視覚的に表現したものである。
仏像本体はね、仏様と言えどもヒト型ですから、そりゃ彫れます。
だけど光はどうだろうか! 光は光でも普通の光ではありませんよっ。限りなく尊く有難い特別な光です! 概念を彫るのだ。難しくないわけがない。
似たりよったりの仏像様本体に比べて光背はバリエーションが凄い。いろんなのがあって面白いのだ。
ちなみに私がいいなあと思ったのは般若寺の文殊菩薩騎獅像の光背。
透かし彫りが綺麗。蓮の花も獅子様もイイネ。
【忍性展】重要文化財「文殊菩薩騎獅像(般若寺蔵)」般若寺のご本尊に期間限定でお出ましいただきました!後醍醐天皇の護持僧、文観の発願による文殊像です。展示は8/11まで。 #鎌倉 #奈良 #仏像 #忍性 pic.twitter.com/MeszaonJVq
— 奈良国立博物館 Nara National Museum, Japan (@narahaku_PR) July 27, 2016