見出し画像

④『何者かになりたい』熊代亨(2021・イースト・プレス)/ 第4章 恋愛・結婚と何者問題

※毒親問題に触れています。毒親トークが地雷の方、ネガティブな内容に強い嫌悪感を抱かれる方等には自衛をおすすめいたします。

「何者かになるための取捨選択」がだいたい終わった人とそうでない人の恋愛・パートナーシップの傾向

未済の人「自意識のための恋愛やパートナーシップ」「自分自身の未来しか意識しない恋愛」
 ↓
済の人「お互いのための恋愛やパートナーシップ」「パートナーとの2人の未来を意識できる恋愛」

*****

恋愛からはチョット話が逸れちゃいますが、これって未熟な親にも当てはまるコトだと思います。「(相手を)自分自身のアイデンティティの構築要素として意識してしまう」とありますが、毒親の子育てもそう。毒親ってヒッジョ〜〜に自己中心的なやり方でもって子に関わってくんですよ。よその毒親のことは知らんけども、少なしうちの親はそうだった。
私の父は「妻子を貶めることによって自分の価値を上げよう」とするタイプでした。身体的な暴力はなかったけれど、怒鳴り散らしと言葉による貶めがスゴかった。しかしあんなコトをしたところで「本当の満足」だの「自己肯定感」だの「自己実現」だの・・・・彼が何を求めていたのかは知りませんが・・・・よき結果になど至るワケがにゃいのです。
世の中には誰かを踏みにじる快感ってモノもあんでしょうし、もしかしたら踏みにじりに没頭してるその一瞬だけは「心がスッ💛」として「快っっ感💛」なのかもしれませんが(ヤダ嫌い受けつけないッ)、だけどそないな「スッ💛」など所詮は夢幻。だって父の不機嫌や情緒不安定は未だに何一つ改善されておらんのですから。ハリボテはハリボテのまま、正しい成長の仕方など知らぬままに、やつは老いて死ぬのでしょう。
一体何をどーすればよかったのかもはや誰にもわかりません。お気の毒さま。っチーン。
(※多少の恨みがましさには目をつむってくださいまし。我々家族、ホンっっトに大変だったので)

子育てに限らず、イジメでもDVでも、ハラスメント系の関わり方をしてくる人ってのはだいたい傾向が一緒のように思えます。

こういうハラスメントに巻き込まれても、子どもにはなかなか逃げ場がない。金も自由も権利もないから、一方的にやられまくるのを我慢して成人を待つしかなくなる。「家庭はリスクの場(ウルリッヒ・ベック)」ってフレーズが胸に刺さりました。

(※『超ソロ社会』からの又聞きで、元ネタの本を読んだわけじゃないので意味を取り違えてたらごめんなさい)

とにかくですよ。毒親の皆さんには多少なりとも個の人間力を引き上げてから親になってほしいもんですね。すんげーご迷惑だから。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集