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⑤『何者かになりたい』熊代亨(2021・イースト・プレス)/ 第5章 子ども時代の何者問題

毒親は5章の内容だった。
前回色々書いちゃったので毒親はもういいかな〜。
引用を少しだけ残しておこう。

虐待やネグレクトが繰り返されている家庭の子どもは、「将来アイデンティティが獲得しやすいように」育つのではなく、「虐待やネグレクトがあってもサバイブできるように」育ちます。クラスメイトと仲良くなったり社会適応に役立ったりするコミュニケーションを身につけるのではなく、親からの一方的な指示や気まぐれのなかでも自分が破綻しないようなコミュニケーションを身につけるのです。

これすごいわかる。

5章後半では発達障害の問題にも触れられていましたが、我が家の場合はこれもある。厳密には「発達障害」の括りとはカテゴリ違いなのかもですが、我が父は統合失調型パーソナリティ障害だ(おそらく)。どうも私ら親子は遺伝的に脳が統合失調仕様みたいなのです。最近知ったんだけど。
ってことは結局、我らの不幸は予測不可能イロイロ不可避。どうあがこうがどのみち毒親不回避不可避であったのだ。

でもね、だからといって毒親育ちの人生が皆、お先真っ暗闇ばかりとは限らないんですよ。普通よりチョット育つのが大変であるというだけで、不利を克服できないわけじゃない。乗り越えようと思えば乗り越えられるのだ。いくらでも。


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