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長野県が見せてくれた景色



大阪から長野への主な鉄道ルートは2つ。


ルート①





ルート②



長野側から黒部立山アルペンルートに行くことになったのなら見てみたい車窓がある。


アルペンルート?気になった方はこちらをどうぞ。注 : あまり期待しないで下さい。なにも見えませんでしたから(笑)


ルート②で長野へ。



おなじみ特急しなのに乗ります。

特急しなの

LEDのキラキラ方向幕が増えているけど、
こちらのほうが旅に出てる気持ちが高鳴る




行ってきます。

あれはキラキラ方向幕の
新型車両 特急ひだ。
名古屋から
あれに乗れば富山に行けます。


特急しなの車内。

照明の年齢がバレちゃうような
微妙な色の違いにほっこり。



アルペンルートの前日も天気予報はイマイチだったのだけれど、青い空、白い雲に出迎えてもらえました。

車窓日和


川が多いので、特急しなのはいくつもの橋の上を走行しながら長野へ向かいます。



こちらの川は土岐川ときがわあまり聞かない名前かな。

では、庄内川しょうないがわ※はなんとなく聞いたことある方おられるかも。

※伊勢湾に流れ出る一級河川です。

土岐川は庄内川とつながっています。



県を跨いで名前が変わるのです。

愛知県内では「庄内川」

岐阜県に入ると「土岐川」

になります。

透明度が高くきれいですね。



特急しなのの車窓の見所は、中津川駅を過ぎたあたりから路線にぴったりとくっつくように流れる木曽川。

車窓から見ているだけで、流れる音が聞こえてきそうなぐらい大きくて水の綺麗な川です。

川幅が立派


この川はいつ見ても清流です。変わらない姿形すがたかたちに、これからもあり続けてもらいたい日本の美が車窓から望めます。


その木曽川には名勝『寝覚めの床』(ねざめのとこ)があります。

寝覚の床


実際の車窓の方がもう少し見渡せます。

事前に車内アナウンスがあり遅延していなければ徐行運転をしてくれます。少しの間ですが車窓から素晴らしい景観を見れますよ。

(名古屋→長野で乗車の場合は、進行方向左側の車窓です。)

倉本駅と上松駅の間です。



この地形は木曽川の川の流れの侵食でできたもの。周りの岩は花崗岩かこうがん※です。

※マグマが冷え固まってできた火成岩。よく聞く名称で御影石みかげいしとありますが、花崗岩 = 御影石。この2つは全くおなじ岩です。花崗岩は岩石としての名称で御影石は石材としての名称なんだそうですよ。

ちなみに、日本で花崗岩が多くあるのがこの辺り岐阜県北部や東濃地域,愛知県東部地域や三重県西部地域。

余談ですが、大阪と三重を結ぶ近鉄の観光特急「しまかぜ」をご存知でしょうか。

乗車口、ロビーの床に
御影石が使われています。
電車内の床が “石”
ってなかなかないと思います。


さてさて、特急しなのはこちらの駅に停車

木曽福島駅


歴史街道中山道は江戸(東京)と京都を結ぶ道です。この中山道には11の宿場町があり、木曽福島駅から歩いていけるのは福島宿で、ここは江戸と京都のちょうど真ん中に位置しているのだそうです。

駅のすぐそばには
蒸気機関車D51も
展示されている。


続いて、特急しなのはこちらに停車

塩尻駅


塩尻駅のホームには小さなぶどう園があって、ぶどうが栽培されているとても珍しい駅です。

ぶどうと言えばワイン。
私は飲みませんが(汗)



塩尻を過ぎ、こちらの駅は久々難読駅です。

聖高原
なんて読む?






聖(ひじり)と読みます。

ひじりこうげん駅

だけど旧駅名はなんと「麻績」駅。なんて読んでいいのか検討もつかないですね。




「おみ」と読むのだそうです。




さぁ次の駅はこちら


「冠着駅」


なんて読むでしょう?







かむりき駅
読める人がいないから
ひらがなで主張しちゃったかな?



北海道の占冠(しむかっぷ)駅を思い出します。


「冠」 一般的には(かんむり)と読みますが、

長野では(かむ)
北海道では(かっぷ)


日本語って難しい~。


そして冠着かむりき駅の次の駅が、日本三大車窓と言われている姨捨駅です。


姨捨(おばすて)

有名なので読める方も多いと思いますが、こちらもなかなかの難読駅かな。


姨捨の車窓からは善光寺平ぜんこうじだいら※が一望できます。


※奥には長野市があり、いわゆる長野盆地を指します。

姨捨駅の車窓

こちらの車窓は先程とは逆で進行方向右側になります。座席指定を取る時に悩ましいところですが、私的には、寝覚の床をはじめ木曽川や宿場町の街並みを車窓から楽しめる時間が長いので、進行方向左側に座席指定を取るのをおすすめします。(名古屋→長野に乗車の場合)

倉本駅と上松駅の間に
寝覚の床

難読駅と日本三大車窓の姨捨


姨捨の車窓はわずかな時間なので、その間だけデッキに出て景色を楽しむのがいいかなと思います。あと特急の停車駅である松本で降りる方がけっこうおられるので、右側の座席に空席がたくさんできればデッキに行かなくても車窓を楽しめます。



そんな姨捨駅はこちらです、、、



と、言いたいところですが特急は姨捨駅ホームがある線路を走らないのです。


ここはとても勾配のきつい場所で、その急な坂の途中にある姨捨駅に、編成の長い特急は止まることができません。なので、通過線として駅より低い場所に線路が引かれていてるので姨捨駅を通らないのです。


姨捨駅を見たい場合は普通列車に乗るしかありません。

しかしスイッチバックをして駅に入るため進行方向とは逆向きで停車する電車に乗るのは、なかなか面白いのでおすすめですよ。(車のバック走行とおなじ。運転士さんは運転席窓から顏をだして電車をバックさせて駅に停車させます。)


さらに特急が走る線路より高い位置にあるため景色も普通列車のほうがワンランク上ではないかなと思います。



姨捨駅をちらっと紹介。

スイッチバックを示す帯がいいですね。




長野到着です。

とてもスタイリッシュな長野駅。

長野と言えばりんご。


いや~なんとも素晴らしい晴天。今すぐアルペンルートに飛んで行きたかったです。(笑)

記念の一枚






くろしお

長野駅で食べたお昼ご飯。

信州サーモンの丼


サーモンあまり好きではないのですが、こちらはあっさりしていて美味しかったです。しかも肉厚で食べ応えありました。小鉢のお味噌がとても美味しかった。お蕎麦もいいけれど、長野の隠れグルメとしておすすめです。

こちらで食べれます。


信州サーモン


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