結婚、出産とか、テンプレとしてのおめでとうは言えるけれど、体験のない事には+αの添え言葉が難しくて毎度苦労する。出産直後の方に、お疲れ様って言っていいのかなとか。赤ちゃんの写真に何て返したら親として嬉しく感じるのかなとか。色々考えるとまたテンプレ通りの可愛いねくらいしか言えない。
「頼むよ、殺されそうなんだよ」 深夜2時、ひどく参った様子のあいつからそんな声が降って来たのは一週間前の金曜だった。 あまりの悲痛さにこうしてノコノコとあいつに着いて来た俺が馬鹿だった。俺は何て人が良いんだ。いや、人というか、その…… 「たーくん」 ぎゅっと腰にしがみつき、上目遣いであいつを見上げるこの女が、あいつの彼女であるリサだ。そしてあいつが「殺される」と怯えるその相手なのだ。 二人だけの甘い時間を期待して来たであろうリサは、けれど決して俺を邪魔者扱いするような素振
まだ大丈夫。 このくらいならそのうち持ち直せる。 底を見て来た私だから、これ以上はアウト。危険水域。を見極められる。 だからまだ大丈夫。 それに、あの日々には絶対に戻りたくない。 一度帰ればどんどん沼に落ちていく。 通院の度に増える薬と副作用。 そもそも病院選びが至難の業。 そう思うほどに、より一層強まる「まだ、大丈夫」。 でも、そう唱え始めてからどれくらい経つだろう。 長らく持ち堪えられているのだから、このまま持ち堪えられるのか。 それともある日突然、ベッドから起き上がれ
長らく許される娯楽や余暇の楽しみ方が限られる我慢の日が続き過ぎて、いったい自分は何が好きで何で気分が晴れるのか分からなくなってしまった。やれる事には逆に嫌気がさして、やれない事は未だにやれない。もっとおおらかに構えていられる性格だったら、そこまで徹底しなくて良い時期もあったろうに
アマプラ公開されたので、早速鑑賞。 軽い気持ちで観始めましたが、思いのほか刺さる刺さる。 ※以下レビューはFilmarksへの投稿の転載です。 かつては3B、いまは3C 。(ほんと?) 田中みな実さんの配役、演技力はもちろんなのだけど、パブリックイメージ所以の説得力がすごい。 TPOで口紅の色を選んだり(そしてそれは恐らく本音ではつけたい色じゃなかったり)、ちらと覗いた白髪をマスカラついでに塗ったり、口紅を握りしめて号泣する姿は、女性ならではの細かい感情表現だなあと。
明るい場所にばかり居ると苦しくて溺れてしまう。深淵に沈む時間の心地よき事。だけど、光溢れる場所こそが正しきと、生まれたその時から無意識に刻まれる私たちは、いつも知らぬ間に既に溺れ始めていて、気づいた時にはもう、意識はすっかり遠のいている。
寒いと淋しいと悲しいは、時々つい見誤るよね。
ポジティブにはなれません。前も上も向けません。自己肯定感と向上心という言葉が嫌いです。それが私です。
生きていく為には、時に自分らしさを押し殺して、否、そもそもそんなものはなかった事にして過ごしていかなければいけないのだと、もう随分前から気がついている。 それでも、何年経っても唐突に浮かぶどうしようもない苦しさは、怖くて不安で居ても立っても居られなくなるような衝動と同時に、ふわりと懐かしく、心が静かに落ち着くような心地よい感覚を連れて来るのだ。 不安定で痛々しく、脆く破滅思考で、いつも自分を責めては自分と闘って、手をのばしてくれた人を壊して傷つけては、誰も分かってくれないと一
ものすごく単純でシンプルな事だけど、やっぱり好きなひと(人間という意味での)が笑顔を見せてくれるのは何より嬉しい。
乱高下する感情が苦しくて、今日、あたしはあなたを眠らせた。 あなたはとても優しくて、初めてあたしを不安にさせない人だった。 だけど、それでもやっぱりダメだった。 いつもとほんの少し違う様子に、呼吸ができなくなって、激しいめまいがした。 そして世界はブラックアウトした。 ああこれだ。 だからあたしはいつからか、誰かを求める事をやめたんだ。 苦しくて悲しくて怖くて不安で、一切の自分を制御できなくなる。 それでもあたしは、あなたを求めてしまった。 いつでもあたしの側に居てほし
私は、私の描いた物語を読むのがすきだ。 別に素晴らしく面白いとか、上手だとか、そんな風に自画自賛をしている訳ではまったくもってない。 昔から、分量に関係なく自分の描いた物語をあまりちゃんと覚えていないからだ。 その時の感情や感覚を乗せるタイプの描き方をして来たので、時に読み返してどうしようもなく苦しくなる事もある。 だけど、ああ、いつでもちゃんと昇華していたんだな、と思う。 今、ここに、居る、私、では到底紡げない感情だったり、言葉だったり、表現だったり、そういう全てがとて
nao(HY)→こいのうた(GO!GO!7188)→Miracles(平井堅)→ Can't Stop Fallin' in Love(globe)→もしも雪なら(ドリカム)→この夜をとめてよ(JUJU)→ラストシーン(JUJU) 最強ダメ恋プレイリスト。
かかとが余った黒いパンプス シワひとつないリクルートスーツ 今年も春が来る
勝ってうれしい花一匁 負けて悔しい花一匁 あの娘がほしい あの娘がほしい あの娘がほしい あの大きくて澄んだ瞳がほしい あの紅く色づく果実のような唇がほしい あの小ぶりでツンと尖った鼻がほしい あの透き通るような真白の肌がほしい あの娘のすべてがほしい あの娘になりたい あの娘になりたい あの娘になりたい ……いいえ わたしはあの娘 そうよ わたしがあの娘 勝ってうれしい花一匁 負けて悔しい花一匁 あの娘がほしい あの娘じゃわからん あの娘はわたし あの娘がわたし ほ
好き。 好き。 好き。 好き。 好き。 好き。 好き。 好き。 好き。 好き。 あなたの行く末にあるのは地獄のみ。 大切なあの人と、末長く、永遠に共に、地獄の炎に焼かれて果てて。 別れるなんて絶対に許さない。 私より先に死ぬなんてもっと許さない。 ふたり仲良く地獄の底でお幸せに。 末の末の末代まで。 どうぞお幸せに。