喫煙所レポ。曙橋。
今朝、バイト前に喫煙所MAPを開き、曙橋駅近くの喫煙所を探した。
見つかったのは『新川屋酒店』。
酒屋の前に灰皿が2つあり、早朝だが既におじさんが1人で吸っていた。
朝の冷たい空気と共に吸い込む毒ガスは美味い。
そんなことを思っていると、もう2、3人吸いにきたので端っこの方に寄った。
酒屋の前には自販機が沢山あった。
なんでこんなにあるのだろうと思ったが、周りを見ると喫煙者達がみんな飲み物を買っている。
なるほど。
どうやら喫煙者達がありがとうの意を込め、せめて飲み物を買っているようだ。
今の時代、店の前に灰皿を置いても文字通り煙たがられるだけである。
そんな世の中でも灰皿を置いてくれている『新川屋酒店』様のために、喫煙者達は少しでも貢献しようと店前の自販機で飲み物を買っているということなのだ。
これは『新川屋酒店』が儲けようとしているわけではない。
喫煙者たちのマナー、助け合いなのだ。
俺も喫煙者の端くれとして、飲み物を買うことにした。
ちなみにラインナップはかなり豊富で、値段も安めだった。
見たことのない『かに鍋スープ雑炊』と『博多水炊きスープ』が気になったが、流石にいらないので普通にあったかいカフェオレにした。
今度見かけたら飲んでみよう。
こんな喫煙所も今の時代、かなり貴重だ。
どんどん喫煙者に逆風が吹く世の中でタバコを吸い始めてしまった俺だが、今日のような助け合いを見ることができたのは喫煙者になったからだ。
今までに見えたことのない景色が見えたのは嬉しい。
まだタバコを吸う価値はそこにあるのかもしれない。
おしまい。