恐れるべきものは。
どうにもこうにも引き返せない道を戻ろうと今を捨ててしまうことだ。私にとっては。
やるか、やらないか。いつも選択をしながら生きている。良いも悪いもそのときはわからない。あとでわかること。
娘は3年くらい投薬治療をどうするか保留にしてきました。もちろん投薬してもしなくてもどっちでもいい。でも悩み事boxにあるのはやらないという決断もまだしていないからだ。
時期尚早、そんな建前でここまできて小学生になって一年目で見事に不登校になり離席がおき動きも激しくなった。
投薬治療はわりと近くなったかと思いながらもうすぐ2年生になる。2年生からは支援級に入ることになり以前より手厚く見てもらえるところもある。そんな中でも今のように多動や落ちつきのなさが残るなら治療をしてみてもいいのではないかと先日の診察で話があった。
副作用で食欲がなくなる。今のままの体重では厳しい。という話だった。ただでさえ食欲がないのに更になくなると学校どころではない。言われてみれば最近は食欲はあまりなくてお菓子をモリモリ食べるなんてこともジュースをガブガブ飲むこともなくなってきた。
朝がお茶漬けでお昼はトーストにスープ。夜は牛丼小盛り。
野菜の代わりに野菜ジュース、栄養補給に鉄分ウェハースやカロリーメイトなどをおやつに食べる。それでも体重増加が僅かなようであまり効果はないみたいだ。
食べたくないというよりも、食べることは彼女の中で優先順位が極めて低いのだろうとは思う。
遊びたい、ゲームしたい、動画見たい、~したいをやっていくと食べることは最後になって面倒になって食べない。みたいな感じだ。
ということは彼女の優先順位の中に無理にでも食べることをねじ込んでいくしかないのだろう。
いらない、と言われれば食べないんだと理解して終わってきた私にとってこれは課題だ。食べたいときに食べればよいと思ってきたがそれはあまりにも無責任なのだと思うに至った。
とはいえ何でも食べるわけではないので志向を凝らさねばならない。ひとまずちびおにぎりをたくさんこしらえておつまみ感覚で食べてもらうこととする。
食べることが当たり前になるといいなと思う。ある程度体重が増えれば少々の食欲不振にも体が耐えられるのではないかと思う。
最近は目覚ましいと言っていいくらい、学校に行くことが前向きになってきた。ほとんど休まず放課後登校をしている。どうしても先生の忙しい日は午前中どこか一時間だけでも行けるようにもなった。
どこか安心していたらこの頃は指の皮を剥くのがくせになっていた。一度気になるととことんのめりこむ。ひとしきり満足するまで指の皮を剥いている。
こういうとき、やめなさい!と言うのは簡単だが効果はないことはもう知っている。
指に気持ちが向かないよう、他のことに目を向けてもらう作戦。それを目下考え中だ。