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【タイ旅行記】白亜の仏塔ワット・アルンへ。神さまがオールスターすぎてご利益ありそう。

ガイドブック『地球の歩き方』の表紙にもなっているワット・アルン

寺院の名前はヒンドゥー教の神さま「アルナ」から。アルナは太陽を擬人化した神さまで、夜明けの象徴です。

朝日が寺院に反射すると、真珠のような虹色の輝きを放つと言われ、ワット・アルンが「暁の寺」と呼ばれる由来です。


ワット・アルンへは「ターティアン船着場」からボートで行きます。

運賃は1人5バーツ。券売機などはなく入口のスタッフにそのまま渡して、ボートに乗り込みます。

たった数分ですが、船で渡るというのは冒険心をくすぐります😆

ちなみにターティアン船着場があるのはワット・アルンの真正面。

タイミングがよければボート、チャオプラヤー川、ワット・アルンが揃った写真が撮れるので挑戦してみてくださいね。

色鮮やかな陶器の装飾が美しい🪷

ワット・アルンを遠くから見ると、青空に映える真っ白な仏塔が印象的です。

ところが仏塔に近づくにしたがって、色とりどりに装飾されていることに気がつきます。

この装飾は、陶器を割り、モザイクタイルのように貼りつけたもの。よく見ると割れた1枚のお皿が花びらのように配置されています。

陶器を集め、割り、一つひとつ貼りつける。気の遠くなるような作業ですよね。その手間があったからこそ、ワット・アルンは世界中の人たちを魅了しているんでしょうね。

大仏塔は神さまのオールスター✨

4つの小さな仏塔に囲まれ、真ん中にそびえ立つ大仏塔。その高さは75mと言われています(諸説あり)。

この大仏塔は古代インドにおける宇宙観で世界の中心とされ、神々が住む「スメール山(須弥山しゅみせん)」をイメージしているそうです。

大仏塔の先端はインドの破壊神「シヴァ」が持つほこです。

また大きな仏塔を支えるのが古代インドの叙事詩『ラーマーヤナ』に登場する鬼神「ヤック」と猿神「モック」です。

ほかにも象神「エラワン」や軍神「インドラ(日本では帝釈天)」がいます。

大仏塔へは2階まで登ることができます。仏塔の周りをグルっと回って、たくさんの神さまを確認するのもおもしろいですよ。

お寺なのに神さまをまつっているのもタイ仏教とヒンドゥー教が融合しているからかもしれませんね。

仏さまと神さまがいる場所。すごいパワースポットです。

次の旅の楽しみにとっておこう🧳

さて、次の目的地に向けて僕はワット・アルンを離れました。

ワット・アルンが最も美しいとされているのが夕焼けに照らされ、赤く輝く姿。そして日没後にライトアップされる姿です。

残念ながら、その光景を見るのは次回に持ち越しです。

ワット・アルンの対岸には、その姿をテラス席から眺められるカフェやレストランが点在しています。

時間に余裕がある方は夕暮れの時間帯まで
ゆっくり過ごし、その後のライトアップも楽しんでくださいね。

ライトアップは日没後のタイミングにより異なります。18時30分〜21時ごろまでだそうです。


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