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読むスピードは気にしない。人生で本を読むか、読まないかのほうが重要

つい先日、友だちから「本を読むのが遅くて、なかなか先へ進まないんだけど、どうしたらいいと思う?」と聞かれたので、斜め読みの方法や要点のつかみ方について答えました。

ただ「そもそも本は速く読まなければいけないものなのか?」という疑問も湧きました。

そのことについて僕なりの考えをまとめておこうと思いました。

僕自身、日本人の平均読書量(年12〜13冊)よりも多くの本を読んでいますが、決して読むスピードが速いほうではありません。

むしろ、書かれている出来事の背景について調べたり、気になった言葉をノートに書き留めたりしているので読むスピードは遅いと思います。

そのかわり1日最低15分は読書をする時間を設けて、コツコツ読むことを続けています。

その経験から気づいたのは、本を読むのが速いか遅いかが重要なのではなく、本を読むか読まないかのほうが重要だということ。

そして、読み続けられるかはもっと大切だということです。

読書は誰かと読む速さを競うわけでも、読んだ数を競うわけでもありません。

まるで呼吸をするかのように自然に、本を読む時間が生活の中にあればいいと思うんです。

気がつけば読んだ本が1冊、また1冊と増えていく。僕は「気がつけば読み終わっていた」くらい肩の力を抜いて読書をしたいかな。

世の中にはいかに速く読むかを体系化した「速読術」の本がありますよね。

その影響なのか「たくさん読む」「速く読む」ことが良い読書のように捉えられているかもしれませんね。

でも、好きな本を、好きなスピードで、好きなだけ読む。これが生涯にわたって読み続けられる読書法なのかなと思います。


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