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「星薬科大学発祥の地」

製薬会社だったTOC

★ジャンル【学校】 
★場所 品川区西五反田7-22
★最寄駅 JR、都営地下鉄五反田駅もしくは東急池上線大崎広小路駅

★碑文
特になし

★解説
 五反田駅から国道1号線を南に行くと、右側、否が応でも目に付く巨大ビル、五反田TOCビルの一番奥側。植え込み切れ目の建物柱の前にあります。注意して植え込みを見ながら探さないと通り過ぎますのでご注意を。
 星薬科大は、現在はこの近くの荏原2丁目にある薬学部のみの単科大学です。創立者の星一(ほし はじめ)は1873年に現在のいわき市に生まれた実業家・政治家で、渡米して勉学、あるいは事業を起こし、自身は理系ではなかったものの帰国後に製薬事業を始め、1911年に星製薬を設立します。
 設立地は碑のある五反田TOCビルの場所で、ここに工場も作りました。星製薬は「ホシ胃腸薬」やモルヒネの初国産化、ほぼ最初期のチェーンストア展開で5万店を全国展開するなど画期的に発展し、東洋一の製薬会社と言われました。星はこうした資金で野口英世やアンモニア合成法を開発したドイツの科学者を支援しました。また長男が作家の星新一(ほし しんいち)です(本名は親一)
 工場設立と同時に敷地内に「教育部」を設置し、星薬科大ではこれを創立としています。教育部は1921年に星薬業講習会となり、翌22年に星製薬商業学校という正式な学校となります。
 1924年には、現在も残るアントニン・レイモンド設計の名建築である本館大講堂が完成しています。この建物は当時としては画期的な、階段のない、

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