ダブルケアだけど…旅行に行きたい!
子育てと介護が重なるダブルケアをしています。
とはいえ、子ども達は夏休み。
元々、旅行が大好きな私。
せっかくの夏休みだから、子ども達と夫と家族旅行に行きたい!!
そう、我が家は、小学生の男の子二人と夫、舅の5人家族です。
肺の病気、そして、他にも複数の病気を抱えている舅は、在宅酸素療法という、酸素をチューブで鼻から常時吸入する形で生活をしています。そのチューブはすごく長さがあって、どれくらいかな…舅の寝室にある機械から、リビングも、トイレの時も、お風呂の時も、1階なら全てのお部屋ですごせるくらい長いです。外出の際は、ポータブルの機械を使います。旅行の場合は、酸素を扱う業者さんにお願いして旅館に、在宅で使う機会を設置していただけるサービスがあります。
また、食事に関しても嚥下に不安があったりで、ご飯はおかゆ、おかずも、飲み込みがしやすいもの、柔らかいもの、水分もとろみをつけて…と工夫や配慮が必要な状態です。
もちろん、舅が一緒に行きたいと考えてくれたら、舅も含めた形で家族旅行の計画を立てますが…「いかん!(行かない)」と言われてしまったので…、ここは、舅は家にいていただく形で、子ども達と夫と旅行に行くことを承諾してもらいました。(承諾というより、許可してもらったという感じかもです。)
舅は、介護保険は利用していないため、ショートステイの利用はできません。もしも、できたとしても…舅本人が強く拒否しそうな感じです。
きっと、「だったら行くな」と怒られそうな感じ💦
…だからと言って、留守にする1泊2日の間を舅一人にするわけにもいかず…義姉にお願いして、我が家に泊まりに来てもらう形にしました。
わぁ…😳!!
旅行の話に辿り着く前に、前置きが長い…💦
そう、旅行までのこの根回し(?)だとか、スケジュール調整だとか、段取り…事前準備が大変でした。
とはいえ、子ども達にとって、今って今しかないから…「舅の介護が落ち着いたら、いつか家族でゆっくり旅行に行きたいね」とのんびりと考えたくはないなぁと…、今やってみたいことを諦めたくはないなぁと。
何はともあれ、舅は年間に3~4回ほど入退院を繰り返しています。
入院中は、治療によって状態が安定することで、生命に関わるほどの心配はないとはいえ…その場合に、残りの家族で旅行に行くのはなんだか不謹慎な気もして…(舅からしたら気分を害されそうなので)、年に1回、義姉にお願いしていくこの家族旅行が唯一の1年に1回の子ども達との家族旅行です。
また、裏を返せば…舅の体調が悪くなったら、家族旅行が中止になる場合も想定しないといけないので…前日までハラハラ…💦
無事、旅行当日…
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さぁ、旅行!✨
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となったとき…
ふつうの家族と違うのは、
お家をきれいにして、出発する点かなぁ…と。(…義姉にお世話になるので。)
と、こんな感じの流れを経て、昨日からの一泊二日の旅行を無事に終えてきました!!
ダブルケアの家族が、介護が必要な家族をおいて旅行に行くことは、すごく大変なことです。ときには、その選択に勇気も必要です。
できるなら、家族皆で旅行にとも思います。
だけど、介護が必要な家族と小学生の子ども達を連れての旅行だと、どう過ごすのかでの難しさがあるのも事実…💧
もちろん、旅先では、いつもの生活同様に、あるいはそれ以上に、食事やトイレ、入浴、体調管理等色々な配慮や注意が必要になります。
今回、舅が旅行には参加しなかったことで、子ども達の希望を聞きながら旅行の計画を立てました。
その内容は、阿蘇ファームランドで体をいっぱい使って遊ぶことがメイン。
もしも、舅と一緒だった場合は、二手に分かれるか、諦めてもらう感じだったかと思います。
介護がある生活によって、その家族に色々な制約が派生します。
その制約は、旗からは見えずらいものです。
例えば、世の中には…
「家族旅行といっても、おじいちゃんをおいていくなんて、かわいそう!」
と思う人もいます。
思うのは、その人の自由です。だけど、そのことを口にしてしまうと、その家族が旅行に行くことは、「悪いこと」になってしまいます。
ダブルケアの中で育つ子ども達が、また、その子育てが…
その家族の中にある介護のために、我慢したり、諦めたりしなくていいように、理解やサポートが増えたらなと思います。
子ども達は日々成長していくからこそ、家族旅行、行きたいと思ったら、そのタイミングや想いは大切にして、ぜひ、家族旅行を楽しんでもらえたらなと思います!