自由と対等を基盤とした人の暖かい交わり
ひょんなことから「野外活動指導員」というキャンプカウンセラーをすることになった大学1年生の春。週末は夏のキャンプに向けて、自然の家に行って、飯盒炊飯やテントの立て方といった研修を受けた。
見学の日の説明通り、先輩たちは中学高校のクラブの先輩といった感じではなく、フレンドリーにキャンプ初心者に教えてくれる。教えてくれるが、下に見ているわけではない。敬語も必要ない。職員さんも先生とは違う。評価してくる存在でも、規則を守ってるか見ている存在でもない。大学生の活動がうまくいくように相