モヤモヤを吹き飛ばす
同じ嫌なことをぐるぐると考えてしまい、
長い間 モヤモヤしてしまう時があるものです。
これは反芻思考と言います。
嫌な出来事があったその一回、嫌な感情を感じるのではなく、何度も嫌な出来事を追体験することになるのです。
楽しいことは何度も繰り返して追体験したいものですが、嫌なことは1回で終わりにして、モヤモヤする時間を減らした方が限られた人生を充実させることができるでしょう。
今回は モヤモヤを吹き飛ばす方法について考えてみます。
モヤモヤの原因
モヤモヤが消えないのは、
なぜ モヤモヤするか原因を突き止められていないからです。
出来事に対して、
誰のどういった行動が嫌だったのか?
なぜ自分はそれを嫌だと感じたのか?
などを明らかにして見る必要があります。
それは嫌なことに積極的に目を向けることになり、その一瞬は不快です。
ですが、徹底的に向き合うことで、
モヤモヤを消すことができます。
不快レベルを、
モヤモヤが1だとして、
向き合って感じる不快感を10とすると、
10以上モヤモヤを繰り返し感じる場合、
向き合ったほうが得になります。
多くの場合、
嫌な記憶の反芻思考は10ではきかないでしょうから早めに向き合ったほうが得策でしょう。
例えるなら、
骨折して、歪な形に曲がってしまった場合、
もう一度折って、正しい形に整えて固定する施術がありますが、そのようなイメージでしょう。
歪に骨がくっつくと日常で違和感を感じながら生活することになります。
であれば、一度痛みを受け入れて、
より正しい位置へ回復をしたほうが賢明です。
自分軸
嫌な出来事について分析する時、
自分に軸を持つことが重要です。
人のせいにしてしまうと、
モヤモヤは消えません。
嫌な人を排除したとしても また別の嫌な人が現れることになります。
それは自分が変化していないからです。
嫌だと感じた時は自分の中のどんな価値観がそれを嫌と思ったかを明らかにする必要があります。
〇〇=嫌なこと。
と定義していることを見つけてみましょう。
明らかにした後は、
その価値観、定義は単なる思い込みであり 勘違いではないか?
と考えてみましょう。
絶対にその定義は正しいと思うなら、
なぜそうなのか考えてみましょう。
自分の中で議論を進めていくのです。
大事なことは、
周りでどんなことが起きようと あくまで 自分に矢印を向けるべきということです。
外側に矢印を向けても、
外側の出来事は自分では コントロールできない部分 なので、不確定な要素に身を委ねることになります。
人のせいではなく、自分を理解することで、
同じ状況が起きた時に違った対応をできるように努めることが重要です。
違う対応できた時、
かつての嫌な出来事は、
いまや取るに足らない出来事になっている事でしょう。
成長した自分の前では、
モヤモヤの元を感じることすらないのです。
一つ克服しても別の嫌な出来事が起きるものです。
その都度 向き合うことで、
何度も不快感を感じることを防ぎます。
このように嫌なことから目を背けるのではなく、
積極的に向かっていけば ダメージを最小限にすることができます。
しかし 現状の自分では対処できないほどに大きい 問題と感じることもあるかもしれません。
そういった時は 戦略的撤退をすることも良いでしょう。
徹底的に距離を置き リラックスし 自分を良い状態に戻してから再び 問題に立ち向かえば良いのです。
逃げることは悪いことではありません。
しかし逃げ続けることはどんどん自分を不自由にしていきます。
いつか克服することを見据えて、
距離を置くという態度が良いでしょう。
ずっと同じモヤモヤに苦しめられるのはもったいないです。
すぐに克服して先へ行くべきです。
克服できるのにしないからモヤモヤするのです。
完全に無理ならモヤモヤを感じません。
早いところ モヤモヤを吹き飛ばし、
より開放的な人生を生きましょう。