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【エッセンシャル思考①】成功のパラドックスと見極める技術

僕の育休ライフも残り2ヶ月となりました。

再び始まるであろう激務の日々に備え、今は自分をアップデートすることに全力を注いでいます。

自己投資で身に付けた能力は誰にも奪われませんし、一生自分を助けてくれるものになると信じています。

現在は、僕の教員人生を変え、最近オリエンタルラジオの中田敦彦さんが運営するYoutube大学でも紹介された「エッセンシャル思考 最小の時間で成果を最大にする」(著 グレッグ・マキューン)をマンガ版で学び直しています。(もちろんYoutube大学の動画も見ました)

このマンガ版は、舞台が小学校、主人公が教師です。

短時間でスラスラ読めますし、とても共感できるものなので、特に学校の先生におススメです。

これから「エッセンシャル思考」で学んだことをしっかりと自分に定着させるために、記事にしてまとめていきます。

そもそも「エッセンシャル思考」とは何かを知らない方は、ぜひこちらの記事で概要を掴んでからこの記事を読んでみてください⇩⇩⇩


1.できる人が陥る「成功のパラドックス」

仕事に追われ日々忙しいというあなたは、なぜこんなにも忙しいのでしょうか?

それは、すでに何かしらの成功をおさめているからです。
筆者はこの状態を「成功のパラドックス」と名付けています。

「成功のパラドックス」に陥る人は以下の4つのステップを踏んでいます。

ステップ1:目標を定め、成功へ一直線に頑張る。
ステップ2:「頼れる人」という評判を得て、多様な仕事を振られる。
ステップ3:やることが増えすぎて、時間とエネルギーが拡散される。すべてが中途半端になる。
ステップ4:本当にやるべきことができなくなる。頑張る方向性を見失う。

熱心に仕事に取り組んでいる人ほど、この「成功のパラドックス」に陥りやすいのです。

自分が仕事に追われているのは、ある程度周囲に認められ、「頼れる人」という信頼を得たからでもあります。

大切なのは「頼れる人」と思われておきながら、それでもなお自分の仕事を精査し、自分の時間を確保することです。
それができるかどうかの分かれ目は「成功のパラドックス」のステップ2です。

「頼れる人」となり多様な仕事を振られた時に、仕事を正しく「減らす」ことができるかどうか。

ここで昔の僕は
「頼られている!」
と張り切り、今まで以上にバリバリ働いていました。
何でもできることが嬉しくなり、何でも任されることで自分のやりたいことも叶うような気になっていました。

独身時代はそれで大変と思わなかったし、自分のできることもたくさん増えていったのでよかったんですが、結婚して自分の家庭を持ってからかなり苦しくなりました。

家庭があっても職場の周りの人には関係ないですから、今まで同様に多様な仕事を振られてパニックになりました。

そこで重要になるのが、正しく「減らす」技術になります。

多様な仕事を振られた時に、本当に重要な仕事だけを選び取る

これができる人が本当の「仕事ができる人」であり、「エッセンシャル思考人間」です。


2.仕事を正しく「減らす」3つの技術

振られた仕事を正しく「減らす」ためには、以下の3つの技術を使います。

①見極める技術  
②捨てる技術   
③しくみ化する技術

この3つの技術を循環させるサイクルを回せるようにします。
この記事では①見極める技術について、深堀していきたいと思います。


▶見極める技術

エッセンシャル思考の人は多くの選択肢を検討し、「これだけは」ということだけを実行します。見極めるために自分に厳格なルールをもち、厳しく精査します。自分にとって90点以上の仕事に全力を注ぎこみ、90点以下の仕事は切り捨てます。

こうして一気に書いてみると
「とても頑固でわがままで自己中心的な人」
のように思われそうですね。しかし実際はそんなことはなく、仕事をうまく捨てることができれば周囲から嫌われるようなことも起きません。

本書には本当に重要なことを見極めるための5つのポイントが書かれています。

①じっくり考える余裕
②情報を集める時間 
③遊び心      
④十分な睡眠    
⑤厳格な基準    

「余裕」とか「時間」とか「睡眠」とか…
そもそもそれを取る余裕がないから困ってるんだ!という声が飛んできそうですが^^;

僕が意外だと思ったのは③遊び心です。
他の4つに比べても1つだけ毛色が違う感じがします。

遊び心を持っていると、余計に時間がかかって仕事が終わらないように思えます。
周りの人からも「遊んでないで仕事しろよ」と思われてしまいそうですが、「遊び」は生産的に仕事をする上でとても効果的なことだそうです。

本書には、精神科医スチュアート・ブラウンの言葉を借りて、

遊びは脳の柔軟性や順応性を高め、創造的にしてくれます。遊びほど脳を奮い立たせる行動は他にありません。

とありました。

確かに学校の授業でも、淡々と講義が続くものよりも体験活動や遊びの延長のようなものの方が楽しいですし、子どもたちにも人気です。

教師側もこういった楽しい授業をつくろうと思うと、「あんなことをやってみたい」「こうしたら上手くいくんじゃないか」とクリエイティブなアイデアがたくさん浮かんできます。
まさに遊びで脳が奮い立たされている状態なんだと思います。

大切なことは「遊びなんてくだらないことやってる暇なんてない」と切り捨てるのではなく、遊びの要素を重要なことだと決め、他の重要でないものを切り捨てられないか検討することだと思います。

遊び心で脳を活性化し、重要なタスクに全力で集中する。他の重要でない90点以下の仕事を減らし、自分の考える時間や睡眠時間をたっぷりと取る。

そんな働き方ができれば、毎日がとてもワクワクしてきますね^^
本当に重要なことに集中できれば、仕事にも更にやりがいをもって取り組めそうです。


では、90点以下の仕事をどのように「捨てる」のでしょうか。

それが正しく「減らす」技術の2つ目、「捨てる技術」になります。

この続きはこちらからどうぞ⇩⇩⇩


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