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遊びと学びは表裏一体。長女が教えてくれました。

 令和3年のひなまつりが終わりましたね。

 4歳の長女は、この日を待ちわびていました。なぜなら、ひなあられが大好きだからです。その日もひなあられをボリボリ食べながら、
「これおいしいから、また買ってきて」
と、僕におねだり。

 そして機嫌よく
「あかりをつけましょぼんぼりに~」
と、ひなまつりの歌を歌っていました。


 この日は、長女に対して「ん?なんかまたちょっと成長してる?」と感じる出来事がいくつかあったので、紹介します。


➣えぼしつくって

あかりをつけましょ ぼんぼりに
お花をあげましょ もものはな

 「うれしいひなまつり」の歌ですね。みなさん、この歌の2番は歌えますか?

♪おだいりさーまとおひなさまー・・・


 恥ずかしながら僕は歌えません…。でも長女は保育園で2番までばっちり覚えてきました。2番はこうです。

おだいりさまとおひなさま
二人ならんで すましがお
およめにいらしたねえさまに
よくにたかんじょの 白いかお

 もちろん長女は意味など分かっていません。歌いながら耳で聞いて覚えるんですね。新しい歌を聞くたびに、「子どもの耳ってすごいなー」と感心します。


 すると、夜、長女といっしょに折り紙をしていたら、こう言います。
「パパ、えぼしつくって」

え、、、えぼし!?

 4歳児にふいをつかれて、一瞬クラッとしました。育休ボケの頭を教師モードに切り替えて、脳内で「えぼし」を検索します。あったあった。あぶねー(笑)

「え、、、あー、えぼし、えぼしね。いいよ」
と気丈に振る舞い、教師のメンツを保ちました。

 子どもの語彙力って知らない間に増えていくんですね。だから歌を歌ったり、たくさん話しかけたりして、耳からたくさん言葉をインプットさせることが大事なんだなと実感しました。

 ちなみに「うれしいひなまつり」の歌は4番まであるので、気になる方は調べてみてください(もちろん僕は歌えません笑)。


➣自転車のタイヤ

 最近、長女と自転車の練習をしています。自転車と言っても、今はストライダーを乗りこなせるように練習中です。ひなまつりの日もお散歩がてら近くのスーパーまでストライダーに乗って行きました。

 すると、ストライダーに乗っている長女が「不思議のタネ」を見つけて、こう言いました。

「なんでじてんしゃはこっちにすすむのに、タイヤはこっちにまわるの?」

 ストライダーに乗る長女から見ると、自分は進行方向にむかってまっすぐ進んでいるのに、タイヤは進行方向とは反対の手前に回っていることに気が付いたのです。そんなことに気づくようになったのかと、成長を嬉しく思いました。

 今まで娘の「不思議のタネ」には、なるべく一生懸命答えたり、一緒に調べたりしてきましたが、この疑問にはちょっと答えに困りました。

 大人なら当たり前のことなんですけど、4歳の子どもに説明するにはまだ早すぎる、と躊躇してしまったんですね。僕は、
「本当だ!ふしぎだよね~。そんなところに気づくなんてすごいな!」
と言ってやり過ごしてしまいました。でも、何だか絶好の成長の機会を逃してしまったようで、悔しくなりました。

 僕はどうするべきだったのかな?と、モヤッとした気持ちが残っています。今度おもちゃの車を使ってタイヤの仕組みを一緒に考えてみようと思います。


➣おしっこでなかったら・・・

 夜、寝る前にトイレに行ったら、長女が入ってきてこう言いました。

「ねるまえにおしっこでなかったらどうなっちゃうの?」

 僕はその日の長女の言動から、何だか考えることに目覚めている気がしたので、
「どうなると思う?考えてみて」
と言ってみました。

 すると、長女は
「そうだ!ウーーーンって、がんばって出せばいいんだ!」
と、自分なりの答えを見つけて大喜びしました。

 答えの質なんてどうでもよくて、「自分で考えて答えを出せた」ということが大事だと思い、「そうだよね!」と共感しました。

 すると、長女は楽しくなったようで、
「じゃあさ、このトイレットペーパーをトイレにおとしたらどうなるかな?・・・・・・そうだ!つかえなくなる!」
と、自ら問題を作って自分で答えるという遊びにハマりまくっていきました。

 娘は、自分で考えたら答えを出せるということがとても楽しかったようです。こんな小さなところに「自学で学ぶ楽しさ」のルーツがあるような気がしました。


➣遊びと学びは表裏一体

 本当に日常の小さなことですが、娘のふとした成長を感じられる瞬間は親として嬉しいものです。さらには、まだ何も知らない純粋で素直な4歳児の様子から、「学ぶってこういうことなんだな」とこちらが教えてもらうこともたくさんあります。

 勉強とか学習って言うと、急に難しくなるイメージがあって、身構えてしまいますよね。でも、遊びと学びは表裏一体で、4歳児の小さな学びの延長にあるようなものだと捉え直せれば、学校の勉強も少しは楽しくなりそうですね。僕もそんな教え方ができたらいいなと思います。

 長女のことばかりになってしまいましたが、この日は次女の初節句でした。下の子ってこうしてイベントを忘れられてしまうんだろうな……

 気をつけないとですね^^;



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