KOKUYO「鉛筆シャープ」が小学校の指定文房具にして欲しいくらいおすすめです
珍しく文房具のおすすめ記事を書きます。もちろん案件じゃないです(笑)
そもそも僕は「学校指定」でみんな同じものを揃えてもらうという考えは、あまり好きではありません。
特に文房具。事細かに決まっているのは僕の勤めている学校だけでしょうか?
鉛筆の濃さ、本数、赤ペンやシャーペンを使ってもいい学年、カラーペンの種類や本数…。ルールをあげればキリがありません。
ルールを作ったからには、それにそぐわない場合はその都度注意するわけで…。鉛筆の濃さが違うとか、赤ペン持ってきちゃダメだよとか、そんな小さい理由で注意を受ける子もかわいそうだなと思ったりもします。
学校だからここまで決めないといけないのかもしれませんし、親御さんとしては、学校で決まってる方が準備しやすいのかもしれません。ですが、個人的な意見としては、スムーズに学習ができればいいわけで、自分が必要だと思うものを自分で考えて準備した方が勉強に向かう気持ちも、少しはワクワクしてくるのではないかと思うのですが…。モノが溢れすぎている社会ならではの贅沢な悩みだなと感じます。
それはさておき、今日僕がおすすめする文房具は、KOKUYOの「鉛筆シャープ」です。
これは本当に素晴らしいです。学校の文房具問題の多くを解決してくれます。
鉛筆シャープは、名前の通り、「鉛筆」と「シャープペンシル」のハイブリット文房具。シャーペンのような使い方なのに、書き心地は鉛筆という画期的なものになっています。しかも180円(税別)とかなりお安い(替芯は税別200円)。
小学校では、特に低学年の時期の子は、まだ筆圧のコントロールが難しいことから、鉛筆を使い、とめ、はね、はらいの基礎を意識して書くことが大切とされています。
そこで、鉛筆と鉛筆シャープを比較し、僕が鉛筆シャープをおすすめする理由をまとめていきたいと思います。
➣鉛筆シャープをおすすめする理由
○書き心地、握り心地は鉛筆と同様
鉛筆シャープは六角形、太さも長さもほとんど鉛筆と同じ様に作られており、持った感じも同じです。芯は0.3~1.3ミリ、濃さも様々あることから、自分の年齢や筆圧に合わせて選ぶことができます。高学年になるまでは、0.9ミリがおすすめです。
肝心の書き心地はというと、鉛筆そのものです。削って少し使ったぐらいの芯がずっと続く感じで書いていけるので、鉛筆と同じようにとめ、はね、はらいを意識したきれいな字を書くことができます。
○鉛筆削りが不要
僕の中で、鉛筆シャープの一番のメリットは鉛筆削りを使う必要がなくなるという点です。
多くの学校で鉛筆は家で削ってくるように言われると思いますが、頑張ってノートを取っていると、芯がなくなったり折れてしまったりしますよね。鉛筆削りがある子は自分の席で、ない子は学級の鉛筆削り器で削りますが、これがなかなかに時間がかかります。手動の鉛筆削り器には行列ができてしまい、短い休み時間には終わらないこともあったり、鉛筆削りに芯が詰まってしまい、「先生こわれたからなおして」ってなったり…。
しまいには、鉛筆削りを落としてしまい、削りかすが飛び散ったり、引き出しや筆箱の中で爆発したりする始末。
何かと不便な鉛筆削りを使わなくてすむのなら、それだけでもかなり価値があると思います。
○芯の補充が簡単
鉛筆シャープは、芯の補充が必要です。しかし、それもすごく簡単。鉛筆シャープの後ろから芯を差し込むだけなんです。
何かを取り外す必要がありません。芯を押して入れるだけ。あとはシャーペンのように、鉛筆シャープの上部をカチカチッとノックすれば使えるようになります。
○分解できない
よく赤ペンやシャーペンを持ってくるようになると、分解して遊んでしまう子がいます(学校あるあるですね)。僕も小学生の頃は赤ペンを分解して、中のバネで遊んでいました(笑)そしてバネが使い物にならなくなり、細いインクのところを持って書いていたのを記憶しています。
このように赤ペン・シャーペン否定派の中には、「分解して遊んでしまい授業に集中できなくなる」という人もいます。
ご安心ください。鉛筆シャープはどこも分解できません。ペン先も上部もまったく取り外すことができません。鉛筆と同じ、ずっとまっすぐな棒のままです。だから分解して遊んでしまったり、部品をなくしてしまったりする心配もありません。
○軽い上に何本も持つ必要がない
鉛筆シャープは、鉛筆と同じくらいの軽さです。その上、替芯さえあれば何本も持つ必要がありません。2本くらい筆箱に入っていれば十分ではないでしょうか。
➣鉛筆シャープのデメリット
▲ノック音がする
これはシャーペンと同じです。カチカチッとノック音がします。気になる人は気になるかもしれません。カチカチして遊ぶのが楽しいので、授業中カチカチやっちゃいますよね。子どもですから。それもいつまでも続く遊びではありません。うまく指摘してあげればすむ話ではないでしょうか。
▲プラスチック製は好みが分かれる
1つ惜しいのは、プラスチック製であること。木のぬくもりが好きな鉛筆派の人にとっては、「プラスチックかぁ」としょぼんとしてしまうかもしれません。プラスチックも木も書き心地に違いはないのですが、何か木の方が温かい気がしませんか?今後、木の鉛筆シャープが発売されることを期待しています。
➣まとめ
僕は「学校指定」があまり好きではありませんが、この鉛筆シャープは「クラスの子みんなこれを使えばいいのに!」っていうくらい素晴らしいものだと思います。色鉛筆も販売して欲しいくらいです(赤色はあります)。
鉛筆と赤鉛筆という昔から使われている文房具も、良いものだから長年使われていると思います。しかし、近年の文房具も素晴らしいものがたくさん発売されていますよね。科学技術が発展したおかげで、鉛筆シャープのようなよりよい文房具も考案されています。
新しいものに抵抗があるかもしれませんが、よいものは率先して取り入れてみてもよいのではないかと思います。まずは家庭学習のおともから、一度使ってみてはいかがでしょうか?
記事の画像はKOKUYOホームページより引用しています
➜https://www.kokuyo.co.jp/newsroom/news/category/20201111st.html