俺って頭悪いよな
最近つくづく「俺って頭悪いよなあ」と思うことが多い。
子供の頃から学校の成績は良かった方だし、友達を笑わせることもよくあったので、あんましそういう自覚はなかった。
何か具体的な課題があって、それを解決することは人並みには出来るんじゃないかとは今でも思っている。問題は、何を課題として設定するか、そこが下手というか、頭悪いなあ、と思うところだ。
学校ならば、テストでいい点をとるとか、友達を笑わせるとか、課題と言ってもそんなに幅がなかったが、大人になると少し違う。
例えば目の前の仕事に対しても、それ、本当にやらないといけないことなのか?とか、そんなに厳密にやる必要ないんじゃない?とか、その辺のさじ加減がどうも下手らしい。
恐らくだが、これは欲望に関係しているんだと思う。欲望というと聞こえが悪いならば、人生的な目標と言い換えてもいい。
何も難しいことを考える必要はない。
お金持ちになりたいとか、幸せな家庭を築きたいとか、そういった基本的な欲望をちゃんと自分で認識しているかどうかが大事なんじゃないかと思う。
いや、それほど長期的な話でなくてもよい。早く仕事終わらせて飲みに行きたいとか、週末に遊びの予定があるとか、そういう、ごく初歩的な楽しみが必要なのだろう。
そういうことがあれば、仕事に対しても客観的になることができ、結果として「他にやるべきことがあるだろう」という判断になるんじゃないかと思う。
私など、仕事はちゃんとやらないといけない、という思いが強すぎて、自分の楽しみや幸福感を後回しにしてきたような気がする。
そして自分で「ここまでやらなきゃ」と勝手にハードルを上げ、その自分で決めた(誰も望んでいないかもしれない)ハードルを越えることに力を使い果たして仕事終わったら帰って寝るだけ・・・という生活を繰り返してきた。
あまりにも長い時間、そんな風にして過ごしてきたから、今から自分がどう変われるか分からない。分からないが、幸か不幸かコロナ禍によって時間ができ、やや無理やりだが趣味らしきものにも手を付けつつある。
これからは少し、自分の楽しみを優先してみようと思う。