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洗い米のススメ

お陰様で今年もお米のご注文を早速たくさん頂いて、販売用のお米の残りもわずかとなってまいりました。
お米の発送第一弾は、お急ぎの方がいらしたので、衆議院選挙の投票から帰って来て。
お米って、家の在庫を切らすことなくすぐに欲しいし、まだ家にお米がたくさんあるのに届いても困るし、タイミングが大事ですよね。
おひとりずつのご都合に合わせて発送をしています。


お米の収穫をして、お客様へ発送する前にすることは、白米と玄米、どちらも炊いて食べてみること。
これをしないと安心してお届けできない。


我が家のごはんは土鍋で炊いてます。
多分10年くらい前からだから、お米を作るようになる前から。

やってみると簡単だし、炊飯器より断然美味しく炊けます。
あ、でも最近の炊飯器は美味しく炊けるのかもしれませんね。


うちで食べるご飯は、白米の時もあるけど、八分つきに精米したり、玄米でも食べます。
お米をご注文のお客様にもご希望によって、玄米のままだったり、白米や八分に精米してお送りしています。

お米には、いつもお米のお手紙を添えています。
その年のお米づくりを振り返っての話と皆様への感謝の気持ちを書いたお手紙。
それと、お米の品種のことや、お米の保管のことや炊き方についても簡単にですが書いています。


今日は、その手紙にも書いている白米を美味しく炊くコツをご紹介しようと思います。
美味しく炊くコツなんて偉そうに言ってますが、私が上手に炊けると自信を持っているわけではなく、美味しく炊くヒケツみたいなものは、これかな?と思うものがあるんです。
それは水を切ること。

お米を炊く時、研いでから水に浸けておく方も多いと思うのですが、私はザルとボウルを重ねて何度か水を換えながらお米を洗って、ザルにあげて水を切っておきます。

米を水に浸しっ放しにすると、雑菌が急激に繁殖するので、水気を切ることが大切です。

土井善晴『一汁一菜でよいという提案』


何年も前に読んだものです


30分〜40分ほどザルにあげてラップやふきんをかけて置くとお米が水分を吸ってくれます。
(2合以上の時は途中で混ぜた方がいいと思います)

芯まで水分を含むと白くふっくらとしてきます。
この状態が「洗い米」です。
洗い米というのは昔からのやり方です。

一汁一菜でよいという提案

私はきっちり30分前に洗うのではなく、その日の都合に合わせて、例えば翌朝に炊きたいと思ったら寝る前に洗ってザルにあげてラップして重ねたボウルごと冷蔵庫に入れておきます。
土井先生の本には、長く置く場合はポリ袋に移し替えて置くと書いてますが、私は面倒でやってません。


白米でも八分つきでも同じですが、美味しく炊くヒケツは洗い米で炊くことじゃないかと思ってます。

あとは土鍋で火にかけて炊くことも美味しく炊けるポイントかと思います。

うちの朝日米を毎年買って下さる方は、美味しいと言って下さいますが、水を切ることと火で炊くことをしたら、どんなお米でも美味しく炊けるんじゃないかと思ったりもします。


お米を炊く時の水加減は、洗い米と同量のお水を計ります。
これも土井先生の本で読んでからそうしてます。うちの炊飯用土鍋でうちのコンロの場合、三口コンロの真ん中にある一番小さいコンロで全開の火で10分コンロのタイマーをかけて炊き、15分そのまま蒸らします。
簡単です。
これは1合の場合で、2合以上になったり、土鍋が大きくなるともう少し時間を長く炊きます。

元々、私は炊飯器で長く保温したごはんが好きじゃなかったし、レンチンしたごはんも好きじゃないので、炊飯器で炊いてた頃から、何食分も一緒に炊くということはしてなかったと思いますが、今は一食分ずつきっちり炊いて冷凍しません。
たまに炊き込みご飯の時なんかは、張り切って多めに炊いてしまって残ったら、冷蔵庫に入れて、翌日せいろで蒸して食べるとホワホワで美味しいです。
(我が家には電子レンジがありません・笑)



“ごはんが美味しくて、おかずがないのにおかわりしました。”

というのは以前頂いたお客様からのご感想。


ごはんが美味しい季節
ほんと、おかずはそんなになくてもモリモリ美味しく食べられます。

この季節になると急激に肉づきが良くなって困ります…。

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