あんずのたね捨てたらダメ
畑に植えてる杏を収穫して
コンポートとジャムを作ったことは前に書きました。
杏しごとは、それでおしまいではなく、
杏の種も使えるのです。
杏の種で本格的な杏仁豆腐が作れます。
本格的というのは、市販の杏仁豆腐はアーモンドエッセンスなどで香り付けされてる物が多いそうなので、杏の種の中の仁を使って作るので、正真正銘の杏仁を使った杏仁豆腐という意味です。
この種を割るのが至難の業で。
去年どうやって割ったんだったか。
記憶喪失が激しくて覚えがありません。
苦労したことだけは覚えてます。
普段、農作業で私が使うのは木槌なのだけど、それでは全く歯が立たず、持つだけで疲れる重いカナヅチでやってみました。
台所でやったら、地震のように関係ないとこから色々落ちて、叩く音も凄まじいのに割れないという事態になったので、
途中から、土間に新聞敷いてまな板置いてやってみたら、いい具合に割れました。
アーモンドのようなのをお水に浸けて、皮をむくと白い仁が出てきます。
これを水に一晩浸けて砕いて濾します。
ただ、本格的杏仁豆腐の作り方というのが、イマイチわからず、
去年どうやって作ったかの記憶も記録もなくて、
ゼラチンで作ったような気がするけど、
今回は、粉寒天で作るつもりだったのか、なぜか買い置きがあったので、
粉寒天で作ってみました。
お砂糖と牛乳を少しだけ入れました。
シロップとクコの実があれば、それらしくなると思うけど、コンポートのシロップかけて杏のコンポートものせて食べました。
シンプルに杏仁の香りを楽しみたければ、杏は入れない方がいいかも。
でも美味しかった
粉寒天で作ると、食感がぷりっとしていて、当たり前だけど寒天の食感です。
これはこれで美味しいけど、ふるふるっとしたのが好みならゼラチンでしょうか。
検索したレシピでは粉寒天と粉ゼラチンを両方使ってるのが多くて、
それが杏仁豆腐らしくて美味しいのかもしれません。
寒天なのかゼラチンなのかってことや、牛乳なのか生クリームなのかってこともあって、本格的なのかどうかはわかりませんが、
とにかく、美味しいことは間違いない。
杏仁の香りがふわっと口の中から鼻に抜けて
ぷりっと爽やかな美味しさ。
シアワセ。
種を割ったり、杏仁を砕いて漉したり
っていうところが
めんどくさがりの私にはハードルが高くて
なかなか取りかかれないのだけど、
杏の種の仁って、漢方にもなるくらい身体にいいみたいだし
杏仁豆腐の元がせっかく目の前にあるのだから、
捨てずに来年もまた作ろうと思います。
来年の私、がんばろう!