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【イベントレポート】静岡工場博覧会「ファクハク」2024

みなさんこんにちは!
しずおか鋳物の会社、「栗田産業(KURITA)」です。

2023年に続き、今年も「ファクハク」に参加しました。
ファクハクとは、静岡のものづくりの魅力をオープンファクトリーを通じて発信するイベントのこと。工場見学やワークショップ・マルシェ・ツアーなどさまざまなかたちで、ものづくりを間近に感じることができます。

わたしたち「栗田産業(KURITA)」は2023年に引き続き、錫製箸置きづくりのワークショップを開催。前回は富士山型をつくってもらいましたが、今回はこの「一富士、二鷹、三茄子」の縁起もの3種から、お好きなかたちを選択。それぞれ難易度が異なるため、みなさん慎重に選んでいました。

(左から)富士山、茄子、鷹


ワークショップで体験いただいたのは、原型となる木型へ砂を込める工程〜注湯(錫の流し込み)〜仕上げまでと、実際の製作作業とほぼ同じ流れ。はじめて見る道具や工程に、ドキドキな体験者のみなさん。それでも、現場で活躍する職人が一人ひとり丁寧にレクチャーし、みなさんすぐに慣れていました。

木型に砂を込めます
難しい部分は職人がフォロー

溶かした錫を木型に注ぎ込む作業もみなさんに体験いただきました。注ぎ込むのはほんの一瞬。あっという間にあふれてしまうので、注ぐスピードや思い切りの良さが、仕上がりのカギを握ります。

その後、錫が冷えて固まったら型から取り出し、余分な部分を削ってから最後にネーム入れ。錫は金属のなかでも、素手で曲げられるほど柔らかいのが特徴。お好きなアルファベットを刻印していくのですが、打ち付ける感触から、その意外な繊細さを感じていただけたのではないでしょうか。


また、ワークショップ開催中、フリー見学者の方やツアー参加者のみなさんにも立ち寄っていただきました。
一般的に「工場見学」「オープンファクトリー」というと、大きな機械や専用機材がたくさんある場所をイメージする方も多いのではないでしょうか。しかしながら、わたしたちのこの工房は「しずおか鋳物」をより身近に感じてもらうための交流の場も兼ねています。はじめて来られた方は“工場らしくない”この雰囲気に驚きつつ、すみずみまで見学してくださいました。
(もちろん、御前崎の工場では、大きな設備も用いて製造しています)

この工房はガラス越しに作業を間近で見学できるのが魅力のひとつ。みなさんかぶりつきの位置で、じっくりご覧になっていきました。

いかがでしたでしょうか。
工房横のショップについては、下記の日時で営業しています。
ぜひお気軽に遊びにいらしてくださいね。

しずおか鋳物重太郎 本店
静岡市駿河区豊原町3-6
054-282-0644
月~金 11:00〜17:00(土日祝は不定期営業)


2023年の様子はこちら


栗田産業メイドの鋳物商品「重太郎」はこちら


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