記憶

求めてばかりで

与えることを忘れている

疑うばかりで

信じることを忘れている

想うばかりで

伝えることを忘れている

悲しむばかりで

喜ぶことを忘れている


人は知らず知らず

様々なことを考え

記憶していくうちに

少しずつ

大切なことを

忘れてしまうもの


時々思い出してみて

辛かった時

一緒に乗り越えた

友達や家族の絆

嬉しかった時

一緒に笑い合った

友達や家族の顔

きっと思い出には

今は忘れてしまった

大切な何かを思い出す

きっかけが眠ってたり

すると思うから

過去を振り返ることで

辛くなったり

悲しくなったり

するかも知れないけど

全てとは言わない

できるだけ受けとめて

向き合うことって

実は大切なことなんだ
*********************
昔々の詩を載せます⭐️

日々忙しなく過ごしていたり、何となく過ごしていたり、生活の中で忘れてしまうことはよくあることだと思います。
使わない情報や知識は簡単に色褪せて消えていくものです。
それは歳を重ねればそれは顕著に現れるものなのでしょう。

ゆっくり時の流れを嗜むことも、感情に任せて笑ったり泣いたりすることも、人を想うことも、簡単に日常に埋もれて忘れてしまうものではないでしょうか。

忘れたくないことも忘れたいことも少しずつ失われていきます。

人は知らず知らず得ては失い生きているのです。
そして、手元に残ったもので今を生きるのです。
それが塗り替えられた記憶だったとしても、それを信じて疑わないのです。
それが歪んだ思想だったとしても、それを善とし疑えないのです。
その先に待つのは、果たしてどんな自分なのでしょう。

何も変わらず今が過去になっている中で、失われていく記憶や思い出は残念ながら増えていきます。
嫌でも忘れてしまうその時間と向き合い自分の心の一部にしていけたら、記憶がなくても人格そのものに根付いていくのではないでしょうか。
今というこの瞬間から目を逸らして、自分の気持ちに蓋をして、それを過去の遺物にするのも選択肢の一つなのでしょう。
でも、その瞬間と向き合わなければ、いずれまた必ずその瞬間は訪れて、過去の自分を恨むことになったりするかも知れません。

いい記憶とも悪い記憶とも向き合うからこそ、人は心から成長できるのです。
いいと思えることも嫌だと思うことも、全て揃って人の道なのです。
辛くても悲しくても、寂しくても元気がでなくてもそこから這い上がる力もあるのです。
それらの負の感情を正の感情に変換することもできるのです。

いずれ忘れてしまうものならば、いずれ消えてしまうものならば、とことん向き合ってみるのも悪くないと思います。
向き合った分だけ、色々なものが見えてきます。
その結果がもたらすものが、あなたにとって素晴らしいものになることを願っています。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました(*´ー`*)

























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