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ニックス考察

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#エピファネイア

ニックス考察:エピファネイア×フレンチデピュティ(牡牝共通)

 エピファネイアの配合において、父の母であるティーケイ(※シンボリクリスエスの母)の増幅は、有効な手段のひとつと考えられます。ティーケイ内の「ボールドルーラー、プリンスキロ、エイトサーティー」の血を刺激して、パワースピードを引き出すことが目的です。  これまで大きな実績を残していたのは、ストームキャットとフジキセキの組み合わせ。前者からはサークルオブライフとダノンデサイルが、後者からはセルバーグがでています。 ※以下の記事もあわせてお読みください  おなじ仕組みを利用し

エピファネイアのニックス一覧(2024)

エピファネイア×キングカメハメハ(牝駒限定)  「サドラーズウェルズ≒ヌレイエフ」、「マルゼンスキー≒ラストタイクーン」、「トリアルゴ≒セックスアピール」などのクロスが発生。エピファネイアの主要な血を満遍なく刺激します。現在の狙い目は「母の父キンカメ以外のキンカメもち」。阪神JF2着のステレンボッシュを筆頭に、7頭中6頭が勝ち馬になっています。   エピファネイア×サンデーサイレンスのクロス+Danzig(牝駒限定)  エピファネイアはしなやかさが強いタイプ。またサンデ

ニックス考察:エピファネイア×母の父ゼンノロブロイ(牡牝共通)

 エピファネイアはしなやかな体質が持ち味の種牡馬です。ただしこの特徴には切れ味という良い面だけではなく、非力さという良くない面も含まれています。これを純粋に切れ味として活用するためには、パワーをしっかりと補強して、非力さを解消させることが重要です。  今回紹介するゼンノロブロイは、その役目に適任の存在といえます。エピファネイアに組み合わせると「トリアルゴ≒アイパス」というニアリークロスが発生(トムフール、ウォーアドミラル、ラトロワンヌ、エイトサーティー、アリバイ、ロイヤルチ

ニックス考察:エピファネイア×フジキセキ(牡駒限定)

 フジキセキの血をもつエピファネイア牡駒は、17頭中9頭(52.9%)が勝ち馬。エピファ牡駒全体の勝ち馬率(43.0%)よりも優れた成績を残しています。   エピファネイアの父の母・ティーケイと、フジキセキの3代母・ミリセントが同調。「ボールドルーラー、プリンスキロ、エイトサーティ、ハイペリオン」などの血が脈絡します。アメリカのスピードを強化できることが、成功の要因でしょうか。    該当する17頭のうち、14頭は母の父がフジキセキ。それ以外のパターンは3頭しかいません。