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ニックス考察:エピファネイア×母の父ゼンノロブロイ(牡牝共通)

 エピファネイアはしなやかな体質が持ち味の種牡馬です。ただしこの特徴には切れ味という良い面だけではなく、非力さという良くない面も含まれています。これを純粋に切れ味として活用するためには、パワーをしっかりと補強して、非力さを解消させることが重要です。

 今回紹介するゼンノロブロイは、その役目に適任の存在といえます。エピファネイアに組み合わせると「トリアルゴ≒アイパス」というニアリークロスが発生(トムフール、ウォーアドミラル、ラトロワンヌ、エイトサーティー、アリバイ、ロイヤルチャージャーなどが脈絡)。パワーを強力に増幅することができるのです。
 

トリアルゴとアイパスの共通点をまとめた簡易血統表


 24年1月現在、24頭中14頭が勝ち馬。フェアリーSの勝ち馬・イフェイオンや、ニュージーランドT2着のシーズンズギフトなどの活躍馬がでています。どちらも中山で実績を残していますが、これもパワー増幅効果による影響でしょうか。

 余談ですが、エピファネイアの代表産駒の1頭であるデアリングタクトは、母の父にキングカメハメハを据えて「トリアルゴ≒セックスアピール」を作っています。これも配合の根幹はトリアルゴ。使っている血は違いますが、仕組みは母の父ゼンノロブロイとおなじです。


このニックスを活かした活躍馬

※活躍馬がでるたび更新します。
 

イフェイオン


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