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「捨てるとき」を考えてものを買う|無駄にならないものの選び方とは

あなたは、服や雑貨、家具を買うとき、どんなことを基準にしていますか?

その場の気分、「これ素敵!」と思ったテンションでお買い物をすると楽しいものです。でも、そのときを過ぎると、一気にどうでもよくなってしまったり、使いこなせなかったり……

そんな経験もあるのではないでしょうか。

私は超めんどくさがりや。できればなにもやらずに過ごしたい。だからこそ、なんでも簡単にできるようなシステムで手間を省きたいんです。

今回は、私が意識している「ものを買うときのルール」についてのお話です。

■ライフスタイルは約5年で変化する

暮らしや生活スタイルは、だいたい5年ごとに変化するといわれています。1人暮らしを始めたり、社会人になったり、結婚して子どもが生まれたり、職場が変わったり……

自分の15歳・20歳・25歳・30歳・35歳……をイメージしていくと、全く同じ生活をしていたということは少ないのではないでしょうか。


それに合わせて、服や暮らし方も変化していきます。分かりやすいところでいうと、子どもが生まれたらケガをしないようガードをつけたり、子ども用の家具を購入したりしますよね。

ものを買うときも、こうした「ライフステージの変化」を意識して選ぶと、あとあと無駄にならずにすむケースが多いのではないかと思います(もちろん、一概にそう言えるわけではないですが)。

「今これが欲しいから」も大切ですが、「この先もずっと使えるかな?」という目線を持つと、ものを長く大切にできるのではないかと思うんです。

■マルチな使い方ができるアイテムを選ぶ

私がものを買うときは、「これ以外にも使い道があるか」を考えます。

例えば、ユニットボックス家具。

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これは本棚になったり、間仕切りになったり、カウンターになったりとさまざまな使い方ができます。暮らし方が変化してもボックスを組み替えれば好きな形にできるので、いつでも有効活用できるのがポイント。引っ越しや模様替えの際も持ち運びしやすいので、まさに生活に合わせてマルチな活躍をしてくれます。

ちなみに我が家のボックスはベルメゾンのキューブボックス。もっと安いものもありますが、どうせ長く使うなら多少いいものを選びたいと思いました。もちろん、もっと高級なタイプもありますが「色を選べる」「形がオープンボックス以外にもいろいろ選べる」あたりも決めたポイントに。

今はランドセル収納にしていますが、カウンターにしてカフェスペースにしていた時期も。

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定番商品を選んでおくと、のちのち買い足そうと思ったときも対応しやすいので◎!ちなみにこの40cm角のキューブボックスは、幅と奥行き・高さがすべて40cmなので、どの向きにしても組み合わせられるところが気に入っています。

「ここで使わなくなったら、どこでどうやって使えるかな」
「ライフステージの変化に合わせて、こんな使い方がしたいな」

ということを考えていくと、初期費用が若干かかったとしても長く利用でき、無駄がなくなるのではないでしょうか。

■「扱いやすさ」を重視する

日頃からものを丁寧に扱い、育てるように生活している方は「ケアにちょっと手間のかかるもの」を愛着をもって大切にできるかもしれません。そんな「丁寧な暮らし」にあこがれた日もありましたが、私にはちょっとハードルが高かった……

自宅で洗濯できない繊細な服、錆びやすい鉄アイテム……

そういうものを、選びません。

気に入っても、どうしてもアイロンが面倒で着る機会を逃してしまったり……適当に扱ってダメにしてしまったり……結局シワを伸ばさないまま着てしまって、持ち味の良さを活かせていなかったり……

ズボラには、結局「良さをキープできない」んです。

面倒くさいので、私はできる限り「扱いやすさ」を重視します。洋服だったら、「洗濯してハンガー干ししたら、そのままクローゼットに掛けたまましまえる」ものを優先。そのままシャキッと伸びるポリエステルや、洗いざらしがさまになるリネンなど、アイロンせずに着られる素材を選んじゃいます。自分が心地よく使えるものでないと、どんな気に入ったものでも無駄になってしまうんですよね……

どんなにそれが素敵でも、「自分がズボラである」ことを今一度自覚して、本当にケアできるかを考えてみましょう!(私はだいぶそこで踏みとどまれるようになりました)

■「捨てるとき」をイメージする

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私がものを買うときは、「捨てるとき」をイメージすることが多いです。

今から買うのに、なぜ捨てるときの話をするのか!とよく言われますが、「捨てやすさ」って意外と大切なポイントですよね。それが面倒だと思うほど、実際不要になったとき「あとでいいや」となって、ゴミが積もり積もってしまいますし。

家具なら、これは購入した店がリユースで引き取ってくれるだとか、ドライバー1つで解体できるから自分で搬出できそうだとか。「もし要らなくなったときどうしたらいいか分からない」という状態をなくして購入に至れば、いざ不要になったときにも行動も起こしやすくなる気がします。


もちろん、なるべく「捨てる」結果にならないのがベスト。そのためにも、「使わなくなったとき、どんな活用方法ができるか」に思いを巡らせ、満を持しておうちに迎えてあげたいものですね。

■増やしたらそのぶん減らす。そのペースを守る

そして、やはりものを増やしたら「そのぶんものを減らす」ことを意識して選ぶだけで、結果は変わってきます。

食器を増やしたら、同じタイプを同じだけ減らす。
持っているものを減らしてまでこれが欲しいの?と自問自答してみてもいいですね。

私自身、最近「欲しい!」と思った食器があったのですが、「じゃあどれを減らそうかな……」と思ったときにどれも手放したいものがなく、結局諦めることができました。そうすることで無駄使いを減らすこともできますよね。

あと、これは昔から実践しているのですが、「これ欲しい!!」と思っても衝動買いせず、一晩気持ちを寝かせてみる。すると、意外とどうでもよくなっていたりするものです。次見たとき、「えっ。なぜこれが欲しかったんだっけ??」くらいに醒めていて逆にびっくりしたり……。


新しいものを迎えると、気持ちも上がるし生活にもハリが出ますよね。だからこそ、しっかり吟味して納得のいくものを選んであげたいものです。私自身も、まだまだ「あちゃー」みたいな失敗が多いのですが、無駄使いを減らしつつ、好きなものに囲まれた気持ちのいい生活をしていきたいなと思います。

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倉田エリ|出版コンシェルジュ
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