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Kurasu Coffee Knowledge

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Kurasu編集部が、コーヒーをより深く楽しむためのナレッジをお届けするマガジン。意外と知らない産地の話、焙煎士やバリスタだけが知っている現場の知恵、あまり知られていないコーヒー…
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社内の空気を変えるために、コーヒーにこだわってみませんか

Google本社では、特別なコーヒーカウンターが社内で話題になっているようです。選び抜かれた豆で淹れる一杯に加え、サクサクのクッキーまで並んだコーヒースペース。コラボレーションしやすいワークスペースも合わさり、活発な議論が自然と生まれる場となっています。 でも、Googleのような豪華な設備はなくても、日常のコーヒーブレイクに少し工夫を加えるだけで、オフィスの空気はガラッと変わるかもしれません。業務の合間に一杯飲むだけで気分転換やリフレッシュになるうえ、同僚とほっとする時間

コーヒーという物語をどう翻訳するか?

いろいろなものが混ざった多言語環境の中でKurasuには、グローバルなバックグラウンドを持ち、頭の中で多言語が飛び交う人々がたくさんいます。中の人もその一人です。マルチリンガル同士でよくある質問に、「夢は何語で見るんですか?」や「家族とは何語で話すんですか?」といったものがあります。でも、言語能力が高まってくると、言語と言語の間の境界は曖昧になり、言葉がまるで空気のように自由に漂う感覚になるような気がします。言葉は実体を持たないのです。 Kurasuにも、業務の中で簡単な

「味わうこと、知ること、感じること」私たちの感性をくすぐるコーヒーとアートの共通点

スペシャルティコーヒー好きには、アート好きが多いように思います。例えば、バリスタの休日の過ごし方はコーヒーショップめぐりではなく、案外、美術館だったりします。逆に、アートを好きな人々の中にもコーヒー好きは多い気がします。コーヒーはインスピレーションの源泉といえるかもしれません。 コーヒーとアート。その関係性の明確な言語化は、まだ十分になされていないかもしれませんが、アートやカルチャーを重視するライフスタイルマガジン『BRUTUS』でコーヒー特集が組まれることや、スペシャルテ

環境が変わっても美味しいコーヒーを飲みたい! - アウトドア編

限られた条件で美味しいコーヒーを淹れるコツ夏から秋へ。キャンプやハイキングが楽しい季節ですね。アウトドアでコーヒーを楽しみたい、そんな方も多いのでは? 荷物を軽くしたい一方で、コーヒーの味にはこだわりたい。この相反する条件の中で、どれだけ「アウトドアのコーヒー」に本気で取り組めるか、チャレンジしてみませんか。 中の人は身軽さを追求した結果、何度か未抽出のお湯を飲んでしまった経験があります。さすがに大自然の情感ではカバーしきれず、味もとても大切だと実感しました。 工夫を凝

私たちは既に新しい波に乗っているのかもしれない - コーヒー業界が見据える「第4の波」

最近、街中で個性豊かなコーヒーショップが増えてきたと思いませんか?ホットコーヒーひとつ飲むにも、フレーバーノートを見たり、豆の産地から選ぶのが、もはや日常の風景になりつつある気もします。 豆の個性を活かすアプローチからこれまでのコーヒーシーンを牽引してきた「サードウェーブ」というムーブメント。そこで、今回はこれまでの「波」を紹介しながら、既に訪れているかもしれない「次の波」について考えてみましょう。 消費国主導で生まれたトレンド?実は、ファーストウェーブからサードウェーブ

Unpaid work - コーヒーの生産を支える隠れた生き物は誰?

コーヒーの木に咲く、白い花コーヒー豆がコーヒーチェリーの種であり、その種を除いた果肉がカスカラティー(果実茶)として楽しまれていることは、コーヒーラバーのみなさんにはおなじみの事実ですよね。でも、コーヒーチェリーが実る前に咲く「花」のことはご存じでしょうか? その花は「コーヒーブロッサム」と呼ばれ、白くてジャスミンに似た香りがします。この香りにミツバチやてんとう虫が引き寄せられ、彼らの手助けによって受粉が成功すると、コーヒーチェリーが実るのです。コーヒーの花が咲く期間は限ら

コーヒーの「旬」を嗜んでみませんか?

気がつけば5月。日中は暑い日も増えてきました。中の人は暑がりなので、トマト、レタスといった夏野菜が好きです。昔から、夏野菜を植えるのは「八十八夜を過ぎてから」、つまり5月初旬頃が良いと言われているのだとか。四季の豊かな日本では、「旬」の食材が心身の豊かさに繋がっていると感じます。 しかし、実はコーヒーにも「旬」があること、みなさんご存じでしょうか?遠い地の土壌で育まれ、はるばる運ばれてきたコーヒーにも、「旬」のエッセンスが含まれています。 生産地によって異なるコーヒーの収

ルワンダコーヒー風土記 - アロマに隠された紛争と復興の物語

Kurasuはこの春、ルワンダのコーヒー〈Ruli Honey〉をリリースしました。先日は、ヘッドロースター・Takuyaさんとルワンダのコーヒーにまつわる思い出話をブログにてご紹介しましたが、今回は「ルワンダの風土」に焦点を当てて記事を書いてみようと思います。 産地の風土を見るほど、知るほどに、コーヒーはより一層美味しくなります。コーヒーの香りや味を越えて、その背景にある物語に耳を傾けてみませんか。 復興と希望の象徴、コーヒーチェリー東アフリカの内陸に位置する小さな国、

「オレンジの味」ってどんな味?コーヒーのフレーバーノートを紐解く

一杯のコーヒーを飲むという体験。それは本来、見える色、触れる形、そして味わいに伴うフレーバーで満たされています。しかしながら、日常生活の忙しさに追われる中で、これらの感覚の細やかなニュアンスを見過ごしてしまうことも少なくありません。 そこで、ちょっと時間をとって、コーヒーから感じたフレーバーを「言葉」にしてみるのはいかがでしょうか。一見、単純な行為に思えるかもしれませんが、この取り組みはコーヒーに隠された豊かな世界を解き明かす鍵となり得ます。 フレーバーノートを読み解くと