急に寒くなった時は、80%の力で生きてくと楽になる。ストレッサーレス生活のススメ。
ううっ寒っ。
朝散歩に行くと顔にヒンヤリとした風が当たる。ここ数日で急に寒さが増してきた。ついこないだまで秋だったのに、もう季節は完全に冬になってしまったようだ。
冬は強敵だ。朝も起きにくくなるし、寒さであまり身体を動かさないようになってしまう。そうするとあっという間に調子が悪くなる。留学先で冬季鬱のような状態になってしまったことのある私には強敵だ。
でも、数年前から冬の乗りこなし方ってのを自分なりに編み出してきた。それはたった一つ。急に寒くなったら、80%の力だけで生きること。今日はその方法を4STEP で紹介したい。
STEP1 ルーティーンワークを80%に抑えよう
私の朝ルーティーンはこうだ。起きたらすぐ散歩を15分ぐらいする。そのあと、ご飯を炊いて、それを待つ間に英語の練習と、趣味のウクレレの練習をする。ご飯が炊けたら、味噌汁と一緒に食べる。シャワーを浴びて、チャイを淹れて、飲んで、仕事に行く。
めちゃくちゃ朝は忙しい。今言ったことすべてをほぼ同時並行にやっている。全部の隙間時間になにかしらやっている感じだ。何か朝に少しでも出来ると、その日一日達成感からはじめられるから気に入っている。
そんなルーティーンも急に寒くなってきたら意識的にブレーキを踏むようにしている。例えば、朝散歩は5分か10分ぐらいにしたり、英語の練習もフレーズ減らしたり、意識的に楽をする。
なんでわざわざ楽をするかと言うと、寒さというのはストレスだからだ。ストレッサーという言葉を聞いたことあるだろうか。ストレッサーとはストレスを与える刺激で、物理的ストレッサーと心理的ストレッサーの二つがある。
心理的ストレッサーは普通みんなが言うストレスだ。例えば、嫌いな上司や嫌な人間関係など。そういうのが心理的。他方、物理的ストレッサーは騒音、悪臭、暑さ、寒さ、痛みなどだ。
そう!寒さはストレスなのだ。寒さに長期間晒されるとコルチゾールというストレスホルモンが過剰に分泌され免疫の低下や疲労感や不安感の高まりが起こると言われている。
だから、普段の生活でいっぱいいっぱいの場合、寒さという新たなストレスの出現で身体にドンドン無理をさせている状態で身体が限界を迎えてしまう。
ここで大切なのが、意識的に普段の生活を楽にして、余力を残して暮らすということだ。そうすれば、新たなストレスと戦うだけの余裕があるから免疫も落ちにくいし、ずっと疲労感を感じることもなくなる。
じゃあ全部やめて、家でゆっくりしておけばいいかって思うかもしれない。けどそれも身体にとって悪影響だと思う。人間動かない筋肉や神経はどんどん休眠状態になっていくから、純粋にパフォーマンスだけ落ちていくばっかりになってしまう。そして、一度休眠したものを再度起こすにはすごい労力が必要だ。
そこでおすすめなのが、全部適当にこなす80%生活だ。
STEP2 仕事を80%に抑える
例えば、仕事も80%の余力でやってみよう。1か月2か月もパフォーマンスが悪かったら大問題だけど、1週間2週間ぐらい80%の力で働いたってなんも問題ない。
そもそも仕事なんて、100%の力で毎日働いている人間なんていないし。無意識にうまく調整しているもんだ。急にパフォーマンスが落ちる時期ってあるけど、あんなときは60%ぐらいしか力が出てない。その調整をしんどくなってからやるんじゃなくて、計画的にやっていこうて話だ。
長い目で見れば、冬の期間5か月を調子悪い70%、60%で過ごすより、今80%に抑えたほうが冬の平均パワーはずっと高くなる。とにかく、1週間2週間ほどは全力を出さないようにするのが大切。
そのうち冬の寒さ自体に身体が慣れてくるから、そこからまたギアを上げていけばいい。
STEP3 家事を80%に抑える
主婦や一人暮らしの人に大切なのは家事だ。家事も80%でやってみよう。例えば、料理を毎日作っているなら1週間ぐらい毎日鍋でもいい。野菜を切って炊くだけの簡単水鍋で過ごしてみよう。
料理が楽しい人は全然凝ったものを作ってもいいけど、ちょっとでも負担だなと思う事に関してはとにかく少し手を抜く。
掃除も完璧にしなくていい。とりあえず、めちゃくちゃ汚れてなければ今はおっけーぐらいに思っとくといい。でも、汚れすぎてそれが新たなストレスになりそうなら、そうならない範囲で手を抜いてみて。
意識的にズボラになっていこう。
STEP4 残りの20%を楽しいに向ける
家事や仕事、ルーティーンワークで残した余力の20%で出来るだけ楽しいことに目を向けてみる。ゴロゴロとユーチューブ見ててもいいし、趣味をしたり、友達とおしゃべりでもいい。
ストレスに対抗する1番の方法は楽しいっていう感情だ。それをより感じられれば、寒さのストレスにもきっと負けないはず。
冬の生活は出だしが肝心。ここで頑張りすぎると後でパフォーマンスが落ちたり、しんどくなっちゃう。風邪もひきやすくなる。だから、意識的に1週間2週間はストレスを減らした生活をしてみよう。
十分冬に身体が慣れて変わってきたら、また頑張ればいい。