読書感想:母という病

母という病 著:岡田尊司

https://www.amazon.co.jp/dp/4591137775

この本を読んで、自分と母の愛着障害を振り返り、

とても納得しました。

良い機会になりました。

■読んだ目的

・自分の愛着障害を知る

・母の愛着障害を知る

・母の影響の克服を知る

・今安定している理由を知る

■感想

愛着障害も回避型・不安定などいろいろあるが、簡単に分類できるものでもないことが理解できました。

自分の母親からの影響と結果としての愛着障害。その母親の育ってきた家庭環境と愛着障害。これは十人十色にならざるを得なく、この本を読んだだけでは自分の愛着障害は理解できないと考えました。

そこで改めて自分の愛着障害や母の影響を振り返ることにした。

母はストレスがたまるとパニックになるし、思い込みが激しく、詰めるような言い方をしてきます。もちろんこのときは反論などできず、最後に泣きながら少し反論する。そんな感じでした。

しかしながら実は私も同様にこの特性があり母の嫌な部分と似ていることが大変に嫌でたまりませんでした。が、どうにも克服できずにいました。

大阪から遠く離れた大学を選んだことも、母から離れたい思いが大変に強かったことも大きな要因の一つです。

そして大人になった今は、今度は母にこの問い詰めて激高するような言い方をしていました。。。

しかし今はかなり克服できてきました。

それはこの本に書いてある通りです。

母にあの時はかくかくしかじかで本当に嫌だった。と伝えたことです。とてもスッキリしました。あれから随分と症状はましになった気がします。

これは5,6年前のことかと思います。

そしてもう一つ。これはこの本には書いていませんが、感謝を手紙で伝えたこと。

これは今年の2月ごろの話。つい最近です。

これもコンプレックスで感謝は感じて伝えたいものの、上記のような気持ちがあったがために大変に伝えることに抵抗感がありました。しかし、嫌なことを伝えてから随分たった今、もう年老いた両親のことを考えて、今伝えておかなければ一生後悔するな。と思い決死の覚悟で書きました。

これも猛烈にスッキリしました。

呪縛から逃れたっ!!!という感じでした。

あとは対等に付き合えそうな気がしています。

ここで母の話に戻ります。

母の愛着障害も考えました。

母の育ってきた環境は愛着障害を持って当たり前の状況でした。

しかしその環境から考えたとき、前述のことくらいしか、嫌なことは思い当たらず、母の育った環境とはつじつまが合いません。

もっとひどくても全くおかしくありません。

そこで気づきました。母が負の連鎖を断ち切って、必死に私たち(妹もいます)を育ててくれたことに。

もちろん嫌な思いはありますが、愛情はたっぷりと注いでもらい、私はしっかりと話を聞いてもらっていたことを改めて思い出しました。

そう思うと、私も母からのネガティブな愛着障害を引きずらず、子供とその次の世代が素晴らしく幸せになるように心から何とかしたいと思いました。これが最高の親孝行だと思います。

以上より、 

私がわが子の親として思うことは、「これは嫌だ。あれは嫌だった。」「いつもありがとう。あれは嬉しかった」と素直に言ってもらえる環境を作ること。

つまりアクティブリスニングとポジティブフィードバック。そして何より愛情とそれを伝えるアクション、ともに過ごす楽しい時間。これらを提供できるように心がけたいと思います。

■今からどうするか?

この投稿をして、しっかりと自分の愛着障害を知る。

「親」を考える。

どうするか?宣言する。

■3か月後どうなっていたいか?

子供に愛情を注ぎ続ける。アクティブリスニング・ポジティブフィードバックを続ける。

こどもが話したくてたまらん。やりたいことが沢山!!というテンションを維持される環境を提供する。

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