人生3回目のアイーダ@新国立劇場
私の拙い語彙力でオペラ鑑賞記録なんておこがましいのですが、
見るたび自分の視点が変わっているので、その点を記録しておこうかと。
新国立劇場開場25周年記念公演「アイーダ」を見てきました。
私自身、新国立劇場でのアイーダ鑑賞は3回目?
1回目は10歳くらい、サッカーの曲だー!同い年くらいの子供もいるー!場面展開がないと少々退屈…
2回目は25歳くらい?凱旋曲、やはり盛り上がるなあ、馬が通過した!!2重奏、3重奏ってこのことかあ、と、やっと認知
3回目29歳←(今ここ)、やはり豪華…毎度期待をこえてくる
惜しみないくらいステージに出てくる、登場人物の数、コーラス、ダンサー、動物(馬2匹、総じて3回登場、前回との違い:ステージ上で小回り1周、ラダメス馬に跨って登場)、楽器(ステージ上の人もラッパを吹いてた、とオペラグラス越しに見ていた母談)…
思い返すだけでぞわぞわする。
1.2幕は、豪華絢爛なステージ舞台とダンサーの動きに見惚れて、終わり、ふと我に返る。
「私はオペラを見に来たはずなのだが…」
…前半は見る箇所が多すぎて、オペラ歌手の歌声に聞き入るのを忘れていた。
後半、ここからは暗くなるぞという大雑把な記憶のもと、
第3幕を迎える
ベテラン歌手の歌声だけあって、安定感、安心感、コーラスとのハモリ(ハモリというのか…ハモリという語彙力だけで足りない気がする…)
特に王女様の、ラダメスの無罪を願うが有罪の判断が下る見せ場のシーンは圧巻。観客からも「ブラボー」の声がちらほら(3年ぶりに聞いた…今回来ていない父には内緒にしておこう…)←ブラボーって言うかもしれない人が近くにいるだけで、こちらとしてはひやひや(笑)
改めてストーリーは一途すぎる恋愛物語、
みんな大きな駆け引きなどせず、自分の私利私欲に一途に立ち向かう
アイーダのお父さん、「ちょっと空気よんでくれたら…」もっと色々上手くいったでしょうに…
と、純粋でなくなった私は、思ってしまう。
5年後までに、節制して、次はステージ全体が見える席を買いたい
これが実写、日本一、いや世界一の舞台なのでは
ラダメスの衣装 きらびやか!
スタッフ
【指 揮】カルロ・リッツィ
【演出・美術・衣裳】フランコ・ゼッフィレッリ
【照 明】奥畑康夫
【振 付】石井清子
【再演演出】粟國 淳
【舞台監督】斉藤美穂
キャスト
【アイーダ】セレーナ・ファルノッキア
【ラダメス】ロベルト・アロニカ
【アムネリス】アイリーン・ロバーツ
【アモナズロ】須藤慎吾
【ランフィス】妻屋秀和
【エジプト国王】伊藤貴之
【伝令】村上敏明
【巫女】十合翔子
【合唱指揮】三澤洋史
【合 唱】新国立劇場合唱団
【バレエ】東京シティ・バレエ団
【児童バレエ】ティアラこうとう・ジュニアバレエ団
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団