本のおすすめ『こころのおまもり』
コラム768:本のおすすめ『こころのおまもり』
お坊さんの小池龍之介さんの本です。2冊目に読みました。基本的には、怒りなどのネガティブな感情を、第三者的にみて、「そういう感情があることよ」と、受け流そう、と説いておられるのですが、なかなかできないな、と感じます。私が、自我を押し出してしまうタイプだからかもしれません。他人の話を聞くのが下手ですし(すぐに意見してしまう)、感情をあらわにしてしまうタイプ。禅のこころで、感情を受け流すことができるようになればいいなあ、と思います。
少し引用します。
「あらゆる感情は解決できる」
「マインドフルネスによる観察の智慧こそが、このうえない、この心にとっての「おまもり」になるのです」
「(感情を)ただ眺める。観察する。」
「成功も幸せも貯金できない性質だ」
「自分自身の体というメッセージに従っていれば、息切れせずにどんな作業もできたりします」
なかなか辿り着けない境地ですが、「怒り」のコントロールは、いまのところ、私の大きなテーマです。
(小池龍之介『こころのおまもり』三笠書房 電子書籍 2015年)
2024年1月9日
クララ