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<メンタルヘルス>#私が退職した本当の理由、の衝撃
コラム1015
パワハラに弱いクララです。
X(旧Twitter)上で、#私が退職した本当の理由、という投稿が増えています。主に、セクハラ、女性であることを利用された、軽視された、無視されたなどのモラハラ、パワハラを含む体験談が語られています。メンタルヘルスを損なう事例も書かれています。よければのぞいてみてください。
私もパワハラに近い理由で自主退職に追い込まれただけに、人ごととは思えません。解雇まで頑張るメンタルの力がなく、走って逃げたのですが、正しい判断だったとは思っています。ただ、法律上、倫理上は、もっと尊厳のある働き方をしたかった。
ハッシュタグにある訴えも、ブラックなところ、ひどいセクハラから逃げた事例が多いようです。「女の子」として扱われ、女性であることを理由に接待に同席させる、などということは、「やりすごせよな」と思われている文化が日本にはあると思います。「上の世代はがまんして偉くなったんだ、お前も耐えろ」「男なら文句言わない」、とか。
たいてい、社内の相談室も人事も無力です。となると、もう自主退職、一身上の都合で辞めるしかありません。当然、失業保険さえでません。裁判には大きな心理的負担がかかります。
結婚、育児、介護で大変なことも多い女性(保育園、介護も女性を選んで連絡してきます)、もっと、人権を尊重された働き方や生き方ができる社会でないと、少子化の歯止めなど、夢のまた夢、と気づかねばならないと思います。
女性のジェンダーギャップ指数が156カ国中118位と、異常に低いことには理由があるのです。
2025年2月3日
クララ