春の、ある日
こんにちは
桜も咲くと、春だなぁって感じます。
SNSなど見ていても沢山の桜にまつわる投稿を見かけるので、やはり桜はボクたちを惹きつける力があるんだなぁと改めて思いますし、春といえば、のアイコンですね。
そう、春といえば、に絡めたのがKURAMOCO商品の色付きちょこ座です。
色をピンク色、青色、黄色、灰色と分けたのは、日本では四季を感じることを大切にしている点も含めて各季節を連想する色にしようと考えました。
とはいえ、その色をその季節にしか使えないという意味ではなく、色分けのヒントを四季から得たよ、ということですので気に入った色を選んでいただけたらと思っています。
そんなこんなで今回のお話です。
今年も桜が満開となり、先程のお話した色付きちょこ座の商品撮影に行ったときの出来事を綴っていきます。
■ちゃんと届く
色付きちょこ座のピンク色は桜や春に咲く花々をイメージした色。
ちょこ座と桜を一緒に撮影することは、そういった意味を伝えよう、という意図があります。
持ち出したちょこ座をこうかなああかな、色々なアングルから写真を撮っていたら、、、
「あの〜、すみません」
どこからか声が
え、ボクに話しかけてる?
撮影していたのは桜並木にある階段の下。
声は上の方から聞こえる。
「ちょっとお聞きしてもよろしいかな?」
あ、やっぱりボクに話しかけてるな。
見上げるとそこにおじいさんが階段に座っていた。
(以下 〇:ボク、△おじいさん)
〇:「はい、なんでしょう?」
△:「それはなんだい?」
どうやら、撮影していたちょこ座のことが気になって声を掛けたみたいだ。
〇:「これは台にしたり、腰掛けてみたりする商品なんです。」
△:「おぉ、商品なんですか。木が組んであって素敵だねぇ。」
〇:「ありがとうございます!」
(いや、ホントに嬉しい)
△:「てっきり作家さんが作品を撮影していると思って聞いてみたんだよ。」
〇:「そうなんですね、自社製品で桜を背景に商品撮影していたんです。」
(また嬉しいこと言ってくれた)
△:「そうかそうか、ちなみに製品に名前はあるのかな?」
〇:「ちょこ座、って言います。」
△:「え、とこば?」
〇:「いえいえ、ちょ、こ、ざ、です。」
△:「ちこだ?」
マスクのせいもあって聞き取りずらかったようで繰り返すこのラリー。
〇:「ち・よ・こ・です」(もはや人の名前、、、)
△:「あぁ、ちょこざ、ね!」
〇:「そうそう、ちょこっと使いたいときに活躍するから【ちょこ座】って言うんです。」
△:「そうか!【ちょこっと】だから【ちょこ座】かぁ。そうりゃあ、いい!私みたいな者から子どもまで親近感が湧くねぇ。」
〇:「でしょ~」
(そこまで感じてくれてホント嬉しい)
△:「ハッハッハッ、こりゃ面白い話を聞かせてもらった。」
時間にすれば5分程度のやり取り、
【ちょこ座】というダジャレのような名前の意味を知って面白がってくれたことが嬉しかったです。
それと、もう一つ、
まだまだ人と直に触れていただく機会が少ないので知られていないのが現実ですが、製品のことや名称を考えた理由などをこうして会話をすると[ちゃんと届く]を知れたこと。
このたった5分の何気ない会話はボクにとって濃密な時間となりました。
「時間取らせちゃって悪かったね、ありがとう」
最後にそう言い残しておじいさんはじっくり立上り、どこか行ってしまいました。
ボクの方がお礼を言いたいくらい。
こちらこそありがとうございました。
もしまた会えたら伝えてみます。
ということで今回はこの辺りで失礼します。
撮影した春とサクラとちょこ座のお話は後日していきますね。
それではまた。
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