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ソレハボクニハデキナインダヨネ、と淡々と告げられた

だからね、それは無理なんだよ、夫は予想外のことを告げた。そういう概念が全くなく不意打ちを食らった私。夫は、咄嗟にそう思った私を見透かしたかのような目をしている。 薬缶で沸かして濃厚に煮出した麦茶を愛飲するので冷たい麦茶がほしくなる6月から9月下旬頃まで、我が家の冷蔵庫には必ずガラス製の麦茶ボトルが入っている。息子がまだ一緒にいた頃は2本用意していた。息子はがぶ飲みするので1本では足りない。しかし、彼もそばを離れた今は、2人で約2リットル1本で事足りている。 ボトルの素材は

    • 母と同じおやつをつくっていた夏

      夏。子どもの時の夏は、一年でいちばん楽しい季節だった。真夏の昼下がり。おやつは近所の商店に100円玉数枚握りしめて買いに行ったアイスクリーム。それと、箱買いのサイダー。木箱に入って20本。それと、やっぱり木箱に入った甘酒。そして、夏の主役のスイカ。または寒天にあんこやジュースを流した羊羹ともゼリーともつかない手作りのおやつ。夏になるとおやつはいつもそれ。夜になると、母が寒天を溶かして作っていたけれど、冷蔵庫にあっても見向きもしない。そんな子ども時代。 寒天のおやつよりスーパ

      • できる人ができることをしたらいいと気づくには時間がかかる

        近ごろ忙しくなったので、あらためて家事分担について考えてしまいました。誰かがしてくれる、のは永遠ではありません。状況が徐々に変わっていくのならば、ゆっくりと変化になれるかもしれません。ただ、その変化が昨日今日になると対応ができるのか。慌てないための対策も必要ではないかと思うようになりました。 なぜ家仕事全般を請け負っていたのか家のことは、けっこう長い間わたしが主に担当していました。様々な事情でそうなっただけなのですが「家のことは私がやらないと」という意識はありませんでした。

        • 理想の朝ごはんってどういうの?

          ふらっと立ち寄る喫茶店のモーニングや近所の定食屋さんの朝ごはん、ファストフードのモーニングメニュー。朝ごはんもいろいろあります。でも自分が食べたい朝ごはん?どんなの?こう考えてしまうのは忙しい日々があったせいかもしれません。 忙しいと感情がこわばる2カ月ほど前になります。そのときはとにかく忙しくて忙しくて、朝早くに自宅を出て帰宅は暗くなってから、というスタイルになっていました。まだまだ寒い時期だったので、朝早くは辛い。 朝ごはんも食べないで出ることもありました。そんな日々

          手抜き出汁でも十分においしさを味わえる日々のおうどん

          半生うどんを久しぶりに食べました。半生うどんはゆで麺と違い、10分以上茹でてから水でさらしてザルにあげる、という作業が必要です。茹でうどんと比べると、手間は圧倒的にかかってしまいますが、これが実にうまいのです。その味を知ってしまうと、ちょっと時間がかかってもその工程は得がたいものとなります。 冷蔵庫にて放置しておりました久しぶりに食べようと思ったのは、実家から届いた荷物の中にあった半生うどんを一ヶ月ほど冷蔵庫で放置していたからなのでした。日持ちがよいうどんではありますが、さ

          手抜き出汁でも十分においしさを味わえる日々のおうどん