なんか嫌だなあ
美容院に行った。
カラーと、ストレートと、
トリートメントをする日。
10年ほど通い続けている美容院がある。
今日も行ってきた。
行けば何人かは顔見知りで、指名しなくてもなんかいつもこの人が担当してくれるなあ みたいな人もいる。
今日は、初めて見た人だ。
第一印象、なんか嫌だった。
人を第一印象で決めつける人にはなりたくないし、
人を否定する人にもなりたくないのでこんな事は言いたくないし、思いたくもないところだが、
思ってしまった。
入店する時、ガラスのドア越しに目が合う。
その人はバックヤードにいた、オフな感じだった。
「はいはい…」みたいな感じで近くに来た。
名前を伝える。カードは?と聞かれる。忘れてしまったと伝える。フッ、次から持ってきてくださいと、失笑しながら言われる。私はおどけて「スンマセンッ(๑˃̵ᴗ˂̵)」という。背を向けて作業している。おい、人の返事くらい聞け。
席に案内された。
「担当します、宜しくお願いします」
「お願いします」
「今日はカラーと、トリートメントと…(失笑)ん〜、ストレートで〜…(失笑)」
髪を見ながら笑われている。気持ちはわかる。髪が傷んでいるからストレートしてこれ以上負荷をかけるべきではないと言いたいんだろう。なら言葉で言ってくれ。人を見下してバカにしたような笑いをしないでくれ。
「あ〜、やっぱり傷んでますよね」
「そーっすねぇ(失笑)いや〜〜………………」
「……」
出来ないならはっきり言ってくれ。
自己肯定感が低い私、普段であればそんな態度を取られて自分が惨めに思えてきて完全に自信を無くし消極的に死にたい気持ちになるところであったが、今回ばかりは違かった。強い心がある。なんで笑ってるのか自分で言葉にしてくれ。心からそう思った。
「なんですか?」
もちろん怒った口調ではない。ほぇ?みたいな、優しさを含めた親しい言い方で聞いてみる。
本人の口から説明させることが目的だからだ。
「すでに結構傷んでるので、リスクがありますね」
そう言ってくれれば良い。てか、それを言うまで時間がかかり過ぎていた。
そうして相談ののち、根本のみの部分的にだけストレートを当てることにした。
なんか嫌だなあ この人失敗しないかなあ
大丈夫だよね…
心の声は正直だ
…失敗は無事されず、完成…
ホッ… よかった………………
担当が入れ替わる時(ドライヤーなど)引き継ぎがされてなくて、カットがないのにカットの話をされたり、途中で席を外してスタッフ同士でなにかの道具はどこに置いてあるだのなんだのゴタゴタやって5分10分戻ってこないことが何度かあったり
結局予定時間を1時間オーバーで、終了。
まあ、いいんだけどね…怒ったりしてないし
文句を言いたいわけではないんだけどね…
反面教師として教わることがあり結果的には良い経験だ。
笑顔は大切。
なんだけど、笑い方で人を不快にさせる。
ただそれだけの学び。だけどそれが無茶苦茶大事。
もしかしたらね、というか恐らくね、
その人は悪気があってやっているわけではなくて
癖、だったり それが普通 の人なんだと思う。
はたまた、見下している性格だから素手出てきてる可能性もあるけどね。
本当のことは分からない。
本当のことは分からないのに変に悪い方向に捉えて変に悪い気になるのは、もったいない。
じゃあどうするか、自分に当てはめてみる。
今日からまた働いた時には良い方向に捉えて貰いやすいような笑顔をしよう。
ま、皆が皆 働きたくて働いているわけじゃないからねえ!知ってる!楽しい時もある!嫌な時もある!働かなくていいならずっと楽していたい!
でもそうじゃ世の中生きていけないのよ!
だったら!
だったら楽しく過ごして人と幸せな時間を自ら作って気持ちよく思ってもらいてえのですわ!
…笑顔、マイブームなので、質の良い笑顔、いざ