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謙虚の仮面が剥がれない【本当の自分は行方不明】

けん‐きょ【謙虚】 の解説
[名・形動]控え目で、つつましいこと。へりくだって、すなおに相手の意見などを受け入れること。また、そのさま。「―な態度」「―に反省する」

謙虚って便利ですよね。対応に迷ったら謙虚でいれば良い。
「私なんてまだまだです」「私みたいな人間には勿体無いです」「まだまだ勉強不足ですいません」・・・

それ、謙虚ですか?本心ですか?

今回のnoteは謙虚と本心の境目の話です。

最初に言っておくと、私は謙虚ではありません。人から褒められたら素直に受け止めますし、自分はまだまだ・・・なんて思いません。私は私なりに必死に生きているので素直に自分を褒めます。
そして人のことも声に出して褒めます。些細なことでも凄いと思えば「凄いね!」と言いますし、助けられれば「助かったよ、ありがとう!」と感謝します。

しかし、その時に素直に受け止めてくれる人の少ないこと少ないこと・・・

私は銀行で働いていますが、仕事で会う方は本当に優れた方が多い。胸を張って「俺は凄いんだぞ!頑張っているんだ!」と言われても何とも思いませんし、確かに、と腹落ちする方ばかりです。なのに異常に謙虚な方が多い。

私は過度な謙虚は危険だと思っていますし、アファメーションの観点から言えば全く真逆の行為を繰り返しているんです。

アファメーション・・・なりたい自分になるための、言葉による思い込みづくりのことで、「肯定的な自己暗示」「肯定的な自己説得」「肯定的な自己宣言」とも言われます。

出典:ライフ&マインド

そして、それを続けていくことで段々と『それが【本心】なのか【謙虚】なのかが分からなくなってきてしまう』のです。

恐らく学生時代までは謙虚な姿勢や態度なんて縁遠い人が多かったのではないでしょうか?使うのは過度に褒められた時くらいで、それ以外は友達に褒められたら当たり前のように受け入れていたと思います。

きっとその過剰な謙虚は社会人になってからでしょう。
そしてそういう人はこうやって言うのです。「謙虚にしてないと調子に乗るなと怒られる。」「昔、素直に受け止めたら嫌味を言われた。」

それ本当ですか?本当にそんな経験してます?
私はそんな経験したこと一度もありません。昔から恐らく他人よりも謙虚な姿勢が圧倒的に少ないですが、そんなことで怒ってきたり、嫌味を言う人に会ったことがありません。

憶測ですが、あなた社会人になってからずっと【勝手に】謙虚にしてましたよね?誰かに嫌味を言われてから謙虚になった、って嘘じゃありませんか?

そうです、みんな勝手に謙虚に振る舞って、自虐して、卑下して、自分で自分をドンドン馬鹿にしてるんです。

そして当初は「謙虚に振る舞っている」と思っていた仮面が皮膚にへばりつき、本心と謙虚の境目が分からなくなり、【謙虚】に精神を犯されてくのです。

タイトル絵に借用した漫画の有名なワンシーンですよね。
あなた自身が自分を認めてないのに、人には認めて欲しい、なのに認めてると言うと謙虚に断ってくる。えっ?一体どうしたいの?って話です。

今すぐに謙虚に振る舞うのをやめましょう、というのはきっと難しいと思います。
まずは半分認めて、半分謙虚になると決めてみてはいかがですか?

あなたは間違いなく頑張って生きてますし、褒めてくれる人はそれを素直に伝えているだけです。何の悪意もないですし、裏もありません。

さぁ、声高に自分を認めましょう!

「凄いね!頑張っているね!」

「はい!ありがとうございます!認めてもらえて嬉しいです!引き続き頑張ります!」

さて、このnoteも褒めてもらって良いですか?是非いいね!ください!
頑張って書いたんです!

以上。

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