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【詩】風の声

声がとどろいた
ぐわりと
大きな口を開いて

大地に襲いかかる
まるで呑み込もうとする
一口のように

でも、寸前で
かき消えた

ぼくそんな空圧に
優しいクッションを

見渡せば
草木がさらさら
揺れていた

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