就活は自分のできることを知るチャンス[50代の就活]
昨年秋からの就活の結果、現在短期でのヘルプデスク派遣社員として、3月半ばから就業している。
長期の仕事が本来の希望なので、まだまだ就活は続くのだが、とりあえずの区切りとして、約半年の就活で学んだことを書いてみようと思う。
私は、社会人になって25年以上となるが、その間正社員として働いたのは、1年だけである。
新卒で就職し、社内で女性がひとりになって、雑用が全て降りかかり、体調を崩してやめてから、フリーランスでのイベント業で、今に至っている。
その間には、アルバイトで接客業や、パートタイマーなどでの副業をして行かなければ、収入に繋がらない現実もあり、色々なことをしてきた。
実は、この「色々なこと」が、武器になることを今回の就活で学んだのだ。
現在の「ヘルプデスク」勤務だが、大学のヘルプデスクにパートタイマーとして7年間勤めたことから、経験として書くことができた項目だ。
正直今年に入るまで、この経験が「経歴」に繋がるとは、考えていなかった。
多くて週3日だった大学での勤務は、始めた時「授業のサポート」くらいにしか捉えておらず、マニュアルに従って作業を進めていただけの仕事くらいに、ちょっと思っていたのだ。
今年始めに、大学で働くきっかけをくれた会社の、短期アルバイトをした際、当時のチームリーダーが
「あなたは、PCに関して知識もあるし、就職先はあると思うけどな」
と言ってくれたのがきっかけとなり、当時のことを思い出す。
よくよく考えると、授業中に発生したPCのトラブルとか、不具合の切り分けとか、修理後のPCセットアップ作業とか、それなりにたくさんの経験を積んできていることを自覚。
「あれ、これって職歴にしっかり書ける経歴じゃないですか?」
と思うようになり、職歴の内容を詳しく書いてみた。
すると
「あれ、この経歴は他のヘルプデスクの仕事を目指せるのでは?」
と思え、そこから希望職種として「ヘルプデスク」案件を探すようになったのである。
今まで自分のできることといったら、
「イベント関係以外では、データ入力的なものくらい」
と考えていたから、希望する案件が絞られていたし、そういう案件は「20代~30代活躍中」などど書かれているものが多い。
思い切って「ヘルプデスク」案件を探してみたところ、単なる事務案件より時給もUPする。
そして、できることがあることで、派遣会社より声をかけてもらう機会が増えたのだ。
実際ブランクがあるとはいえ、過去の引き出しがしっかりしていることを、働きながら感じる日々である。
さて、今の短期派遣が終わったあとのことを考え、少しずつ就活を進めている。
次回長期案件を考えた時に、リモートワークが可能な仕事として、ライター職を探しているのだ。
今は、フリーランスでのライターをしているが、何かチームでつくる仕事もいいと思っている。
ここでは、自分の過去記事をしっかり紹介しながら、ライティングコンセプトに合った就業先を探していこうと思う。
もちろんイベント業が継続できるよう、副業OKの場所へ。
就活をしなかったら、自分のできることを見過ごしていた。
希望する仕事ではなくとも「とりあえずできること」で、就業ができるかもしれない。
短期での仕事の先には、本来やりたかった仕事に就業できるかもしれない。
ほんの小さな経験でも、自分がやって来たことを整理してみることが、就活の基本であることがわかった。
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