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40過ぎのサッカー人間。現役シニアプレーヤー。練習は、ほぼ無しの試合人間。&指導者(ライセンス所持) 現在はスクールコーチ。

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サッカーTR解体新書①(2vs2+1フリーマン)

日本サッカー協会の活動ひとつU14エリートプログラムというものがある。そこで行われているトレーニングの1つが紹介されてたのを、発見したので、個人的な見解でこのトレーニングを解体してできるだけわかりやすく解説してみます。 2vs2+1F グリッドのサイズは15-6mの真四角。 参加人数は最低5人 中に2チーム2人ずつ入り1人フリーマンがいて 3vs2の状況でパス回し。ボールを奪われたら攻守交代といったシンプルなトレーニング。フィジカル面はかなり負荷が高そう。 それでは、ま

    • サッカーTR解体新書⑧ゲームモデル編 攻撃 前進 

      この文はチェスの名言ですが、サッカーの攻撃と通じるものがあると個人的に考えています。 チェスの序盤、中盤、終盤はサッカーで言うところ、ビルドアップ、前進、フィニッシュです。 序盤のビルドアップは前回のゲームモデル編⑦ビルドアップで書きましたが、いくつかのビルドアップの形がありました。 このいくつかの形というのが、言い方を変えて本のように,教科書のようにというような。。。 ビルドアップは本のように。。。 まだ読んでいない方はこちらもどうぞ! 今回は組織的攻撃の前進を

      • 戦術的ピリオダイゼーション理論

        はじめに今回は戦術的ピリオダイゼーション理論について 書きたいと思います。(以下、戦ピリ) サッカー好きなら一度は聞いたことがあると思いますが、「サッカーはサッカーをすることで上達する」 このフレーズをはじめて見たとき、本当にその通りと感動した記憶があります。なぜなら自分自身、選手時代に受けたトレーニングではサッカーとはあまり関係のないようなトレーニングが多いと感じていたからです。もう30年も前の話です。 どのようなトレーニングを受けてきたかは書きませんが、今現在でもそのよ

        • 全日石川県大会決勝戦分析解説

          11/3に行なわれた全日の石川県大会決勝戦。その放送が11/23日にありました。今年はまったく指導の現場には、いっていないので、久しぶりのU12の試合観戦でした。ここ最近はツエーゲンU12の一強との噂でしたので、流石、決勝まで勝ち上がっていました。対するファイナリストは湖北です。湖北ジュニアには1年から4年生の時までみていた教え子がいたので、ここ2年間での成長も楽しみのひとつでした。 それでは分析解説の方へいきます 前半戦まずはシステムから。 ツエーゲン金沢の方は1-3-

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          新生シャビバルセロナ初戦終えての感想

          さぁ、いよいよです!バルセロナ黄金期の中心選手。レジェンドのシャビが監督として帰ってきました。 一体どういうサッカーをするのか?世界中が注目する一戦でした! 現在のバルセロナの順位は第13節の時点でを9位。結果的にこの一戦で、エスパニョールに勝ち6位まで浮上しました。 優勝ねらうためにも、もうこれ以上引き分けさえも厳しい状況。 試合の方ですが、エスパニョールのシステムは4-1-4-1からゾーン3での守備は5-4-1と可変システム。対するバルセロナのシステムは4-3-3でW

          新生シャビバルセロナ初戦終えての感想

          オマーン戦 後半の攻撃分析解説

          後半戦の分析解説していきます。 交代は柴崎に替えて三苫。 システムも4-3-3から4-2-3-1に変わりました。 個人的には前半の左サイドからの攻撃が少しずつ改善されていたので、後半もそのままだと思ってましたが、替えてきました。右サイドからの攻撃に関しては変化が必要だということは目に見えてましたが、システム全体を変える大胆な作戦に移ったなと感じました。 結果的には森保監督の采配があたり、前半は後半に点を取るための定石だったと、改めて代表監督になる人間の凄さというものを感じま

          オマーン戦 後半の攻撃分析解説

          オマーン戦、前半の攻撃分析解説

          今回はオマーン戦(アウェイ戦)の日本代表の攻撃について分析解説していきます。 試合の前日会見での森保監督はオマーン戦にむけてこのように答えていました。 (前回は)負けましたけど全て悪かったわけでは無いので、そこで我々ができたことは整理して、明日の試合に繋げたいと思っています ここ2試合4-3-3で戦っていますが、その流れをベースに戦っていきたいと思います ただ4-3-3や4-2-3-1とか色々システムがある中では試合が動いていない時の立ち位置での形ではありますが、そこは4

          オマーン戦、前半の攻撃分析解説

          サッカーTR解体新書⑦ゲームモデル編 攻撃 ビルドアップ

          4つの局面と13の構成要素サッカーには攻撃と守備そして、攻守の切り替え、守攻の切り替えの四つの局面と+セットプレーがあります。 そしてその下に各局面を構成する13の要素があります。 今回は攻撃(組織的攻撃)について書きたいと思います。 攻撃については多くの方法があります。その中で、自分の意見を持つことが大事です。 攻撃(組織的攻撃)の局面まず組織的攻撃の原理原則ですが、全体のポジョニング設定です。 ライン間と1ラインのバランスを整えつつ、パスラインの確保、前進しやすい

          サッカーTR解体新書⑦ゲームモデル編 攻撃 ビルドアップ

          サッカーTR解体新書⑥ゲームモデル編

          はじめに近大サッカーでは、プレーモデル、ゲームモデル、前の試合や次の対戦相手、分析などの話をよく聞きます。チームがスタートする時、これらの事はとても重要な事ですが、その前に押さえておかなければ、ならないことがあります。 マインドまず戦術や技術、TRや練習法などの前に、自分達のチームがより強くなる為には? それは指導者本人の人格、精神、姿勢が大きく影響を与えるということです。 指導者とは?リーダーとは?、その役割は? アメリカの経営者 Jack Welch(ジャックウェ

          サッカーTR解体新書⑥ゲームモデル編

          サッカーTR解体新書④ポゼッション

          今回は3つあるポゼッション形式の残りの2つ、concervacionとjuego de posicionについて書きます。 おそらく、指導現場に、立たれている方であれば、名前は知らないが、やった事のあるトレーニングだと思います。 まずconcervacionですが、2チーム以上がグリッド内を自由に動いて、ボール保持を目的とするトレーニングです。 concervacionに対しjuego de posicionは2チーム以上が決められたポジションについて、ボール保持を目的と

          サッカーTR解体新書④ポゼッション

          サッカーTR 解体新書 止める蹴る⑤

          今回は、止める蹴る、について個人的な見解で書きたいと思います! まず、止める蹴るについては、有名な指導者だったり元Jリーガー達が口を揃えて、その重要性を説いてますが、僕自身も、ものすごく大事な技術だと思ってます。 最初に、止める蹴るの重要性から。 サッカープレーヤーのボールに関わるアクションは、ボールを受けるところから始まり、ボールを放つで終わります。 パスを受けてから、ドリブルでゴールする、失う以外は必ず、パスかシュートで終わります。 つまり、このアクションが止める

          サッカーTR 解体新書 止める蹴る⑤

          サッカーTR解体新書③ポゼッションrondo

          今回はポゼッションのトレーニングについて考えたいと思います。あくまでも個人的な意見です。 ポゼッションとはボール保持の事を言いますが、ただ保持していても意味がありません。 サッカーとは相手より多くゴールを決め勝敗をつけるスポーツであって、相手より長くボール保持する事を勝敗にするスポーツではないからです。 では、なぜポゼッションのトレーニングが必要なのでしょうか? 試合におけるポゼッションする目的は何でしょう? ①DFラインを超えること ②前進する可能性を探る ③相手

          サッカーTR解体新書③ポゼッションrondo

          日本対オマーン戦 失点シーン個人的な見解で分析

          絶対に負けられない試合でしたが、負けてしまいました(T . T) まず、失点シーンの前に全体的な試合内容の感想から、書かせてもらいます。 日本代表の特徴だったりストロングポイントとして、攻守の切り替えの速さ、ショートカウンター、コンビネーションプレー、個の優位性がありますが、オマーン戦では、全て対策されてたようにみえました。 まずショートカウンターですが、オマーンのDFラインの4バックがなかなかバランスが崩れず、中盤ラインを突破しても DFラインで数的優位を獲得できず選択肢

          日本対オマーン戦 失点シーン個人的な見解で分析

          フットサル、リフレッシュ講習会受けました

          先日、JFA主催のフットサル オンライン講習会がありました。受講資格はフットサルABCのいずれかのライセンス取得者。 サッカー指導者が何故フットサルのライセンスを?とよく言われるのだが、自分のフットサルに対しての、考え方はサッカーの”未来”だと思っているからです。 狭い局面での打開策は本当に勉強になりますので、サッカー指導者の方、サッカーの勉強の為にフットサルを学ぶ事をオススメします。で、今回の講習会のテーマですが、 『定位置攻撃ゲームシステム 作成の基盤となる考え方』

          フットサル、リフレッシュ講習会受けました

          ヴィッセル神戸 大迫勇也 分析

          今日は日本に帰ってきたばかり、Jリーグに電撃復帰した大迫勇也選手を分析します。 ゾーン2、神戸は前進の場面 トップの大迫選手は相手守備最終ラインから前進に参加する為、タイミングよく中間ポジションに下りてくる。 そこでボール受け、相手CBがついてくれば体を張ってタメを作り、味方選手に落とす。ついてこなければ前を向くといった、CFのタスクをしっかりこなしていた。その中で必ず必要なマークを外す動き、受ける場所、タイミングは流石でした。 次に得点シーンでの大迫選手 右サイドか

          ヴィッセル神戸 大迫勇也 分析

          ラ・リーガ第2節レバンテ対レアル ベイル得点シーン分析解説

          レアルマドリードに復帰したベイル。 笑顔も増えて楽しそうにプレーしている印象があります。 ホントよかった。 前半4分過ぎのシーンです。 レアルの攻撃。 右サイドから、サイドチェンジで左サイドへ。 今季加入した、アラバがボールを受けたところから。 この時、アラバとアザールのコンビで2vs1の状況 相手守備DFラインは4バック1ラインとバランスが取れている状態。 そこにベンゼマが中間ポジションを取るような動きを見せる 逆サイドはベイルが1vs2の状況 その下のバルベ

          ラ・リーガ第2節レバンテ対レアル ベイル得点シーン分析解説